参考資料2119 | シフル・ド・ノストラダムス

シフル・ド・ノストラダムス

ノストラダムスの暗号解読

魂の抹消へのカウントダウンがはじまった その17
すべての預言、聖典が今世紀末を指し示している3

「では、さらにもう一つ、
「太陽の法と金星の法が争う
 預言の精(エスプリ)を当てながら
 双方互いに耳を傾けないが
 偉大なるメシア(救世主)の法は
 太陽によって保たれる」(Ⅴ/53)
 この詩は五島勉氏によって「日本によりメシアの法が保たれる」と解釈されて一躍有名となったものですが、果たしていかがなものでしょう。ポイントは、ル・ソレイユ→太陽→日の国→日本という読み込みにあると思いますが、でも、16世紀のユダヤ系フランス人であるノストラダムスが20世紀末における日本国の繁栄にそれほど関心を抱いていたものでしょうか(日本人のはしくれとしては、私もそう思いたいところですが)。
 やはりここは当時のノストラダムス自身の認識(観念哲学)の中で、神学的に読み込むのが筋ではないかと思います。ではその場合、どういう意味になるのか。最初からみていきましょう。
 一行目でまず問題となるのは”金星”ですが、これは”星”の意ではないでしょう。旧約聖書の神学によれば、「惣明の子、明けの明星(金星)よ。あなたは天から落ちてしまった」(イザヤ書14/12)とあるように、金星とはなんと「ルシファー(悪魔)」の代名詞なのです。実際、ルシファーの管轄は金星期にはじまり、月期までとされています。ならば”太陽”もSUNのことではなく、同格のミカエル(太陽期の大天使)と考えるのが筋道でしょう。
 事実、黙示録にも「終わりの日に天でミカエルと龍(サタン→悪魔)が戦った」とありました。死海文書の中でも「(終わりの日の前に)闇の子と光の子が戦う」と記されています。
 だとすれば、二行目~三行目の意味は、太陽(ミカエル)の救いの法(さだめ)と、金星(ルシファー)の裁きの法(おきて)の両預言が”互いに耳を傾けない”すなわち、相互に対立した原理(法)となるが・・・・しかし、最終的には四行目”偉大なメシア(救世主)の法”は太陽(ミカエル)によって成就し、それにより金星(ルシファー)は、地獄に”封印”されて「神の国(千年王国)」が到来する。そう解釈できると思います。
 また、こう考えれば黙示録の内容ともまったく合致するわけで、少なくとも太陽をわが国に当てはめるよりはすっきりとした形で預言の全体構造の中へうまく収まると、私には思えるのですが、どうでしょう。
 さらにキリスト教神学ではごく初期の時代から”人類の歴史”を2000年単位で区切って次のように考えてきました。
①アダム→アブラハム(2000年)
②アブラハム→イエス(2000年)
③イエスの死→イエス再臨(2000年)現在
 以上の合計6000年を「人の時代」と呼び、その後に「神と人」とによる”千年王国”が続いて、この総計7000年を現人類の時代としています(ここでも”6+1”のパターンが出てきました。”主星”もちょうど一週間になっています。)
 現人類の文明がBC4000年頃古代オリエント地方ではじまったことと考え合わせると、興味深い符号といえましょう。
 そして、「神は6000年のうちにこの世のみわざを完成され、それからキリストが来られて悪しき者の時代を終わらせて下さる」(バルバナス)。
 この6000年目こそAD2000年に当たり、ここで”悪しき者の時代(現代文明期)を終わらせる”というのです。
 これは聖書ばかりでなく、仏教の金剛経典にも、「2500年ごとにダルマ(法)が新しい回転をはじめ、次のダルマが回転するときには、人類はまったく別な意識の段階へ入る」と記されています。
 前回の”回転”は当然釈尊の時代(BC500年頃)でしょうから、それから2500年後というと、こちらもやはり”今世紀末頃”ということになるわけです。」
「ヤハウエの巨大潮流預言」柴藤甲子男著より

感想
>ポイントは、ル・ソレイユ→太陽→日の国→日本という読み込みにあると思いますが、

厳密には、原語は「Sol」である。これを「soleil」(ソレイユ)の省略形と考えている訳である。

「ところで、「Sol」は「フランスの貨幣単位souの古形、地面、床、土壌、地方、国、(音楽の)ソ、ト音、G音」などだが、従来から言われているように「Soleil」(太陽)の略と解釈する。」
引用元:https://ameblo.jp/hitorinomeaki/entry-10623879416.html

と思ったが、「sol」はラテン語の「太陽」でもあるので、ラテン語を使っているのかもしれない。何にしても「太陽」の意味で間違いないだろう。
因みに、ノートルダムはフランス語でノストラダムスはラテン語である。https://matome.naver.jp/odai/2155577141097895801/2155577357298134503

>でも、16世紀のユダヤ系フランス人であるノストラダムスが20世紀末における日本国の繁栄にそれほど関心を抱いていたものでしょうか(日本人のはしくれとしては、私もそう思いたいところですが)。

全ては神から来ると述べているので、ノストラダムスの意思は関係ないだろう。

「しかしそのような予言は、永遠不変の至高の支配力であった聖霊の口から生じました。天上と共に結合された(支配力)。その多数の中のある人達が重大で驚嘆すべき出来事を予言しました。その場所での私、私はそのような称号を全く我が物としません。とんでもない、私は全ては神から来るという事をきちんと告白します。そして(私は)彼に神の恩恵、名誉、そして不滅の功績を返します。」 
「アンリ二世の手紙」の一部
引用元:https://ameblo.jp/hitorinomeaki/entry-10637020959.html
https://ameblo.jp/hitorinomeaki/entry-10647193467.html

因みに、イエスも似たような事を何度も述べている。

「16.そこでイエスは彼らに答えて言われた、「わたしの教はわたし自身の教ではなく、わたしをつかわされたかたの教である。
「ヨハネによる福音書」第7章16節

「26.あなたがたについて、わたしの言うべきこと、さばくべきことが、たくさんある。しかし、わたしをつかわされたかたは真実なかたである。わたしは、そのかたから聞いたままを世にむかって語るのである」。
27.彼らは、イエスが父について話しておられたことを悟らなかった。
28.そこでイエスは言われた、「あなたがたが人の子を上げてしまった後はじめて、わたしがそういう者であること、また、わたしは自分からは何もせず、ただ父が教えて下さったままを話していたことが、わかってくるであろう。
「ヨハネによる福音書」第8章26節~28節

わたしは自分から語ったのではなく、わたしをつかわされた父ご自身が、わたしの言うべきこと、語るべきことをお命じになったのである。
わたしは、この命令が永遠の命であることを知っている。それゆえに、わたしが語っていることは、わたしの父がわたしに仰せになったことを、そのまま語っているのである」。」
「ヨハネによる福音書」第12章49節~50節

>「惣明の子、明けの明星(金星)よ。あなたは天から落ちてしまった」(イザヤ書14/12)

「12 黎明の子、明けの明星よ、あなたは天から落ちてしまった。もろもろの国を倒した者よ、あなたは切られて地に倒れてしまった。」
「イザヤ書」第14章12節

>事実、黙示録にも「終わりの日に天でミカエルと龍(サタン→悪魔)が戦った」とありました。死海文書の中でも「(終わりの日の前に)闇の子と光の子が戦う」と記されています。

ついでに、「ダニエル書」最終章にも「その時あなたの民を守っている大いなる君ミカエルが立ちあがります」とあるね。以前は、この「ミカエル」はイエス・キリストと考えていたが、話の筋から考えて、「真理の御霊」(契約の使者)の事だろう。
また、イスラム教の「コーラン」の一節とも一致する。

「イスラームの伝承によれば、イーサーはマフディー(正義の導き)による戦の最中に降臨すると考えられている。マフディーとは、イスラームの終末論ではイスラームの救世主として知られており、反キリスト(al-Masīh ad-Dajjāl。偽メシア)とその支持者に対抗する者である。」
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/イスラームにおけるイーサー#再臨

念のため、イーサーはイエスのイスラム名で、マフディーは「真理の御霊」(契約の使者)と考えている。

>だとすれば、二行目~三行目の意味は、太陽(ミカエル)の救いの法(さだめ)と、金星(ルシファー)の裁きの法(おきて)の両預言が”互いに耳を傾けない”すなわち、相互に対立した原理(法)となるが・・・・しかし、最終的には四行目”偉大なメシア(救世主)の法”は太陽(ミカエル)によって成就し、それにより金星(ルシファー)は、地獄に”封印”されて「神の国(千年王国)」が到来する。そう解釈できると思います。

異論はないが、「真理の御霊」(契約の使者)は「月」と表現されていると思われる箇所もあり、「太陽」を「日本人全体」と解釈しても合うと思う。また、預言とはイエスの時代は皆で実行するものだったようである。

「イエスの時代は、信者以外の人も聖書が実現するように行動していたようである。一例を挙げておこう。

「31 さてユダヤ人たちは、その日が準備の日であったので、安息日に死体を十字架の上に残しておくまいと、(特にその安息日は大事な日であったから)、ピラトに願って、足を折った上で、死体を取りおろすことにした。
32 そこで兵卒らがきて、イエスと一緒に十字架につけられた初めの者と、もうひとりの者との足を折った。
33 しかし、彼らがイエスのところにきた時、イエスはもう死んでおられたのを見て、その足を折ることはしなかった。
34 しかし、ひとりの兵卒がやりでそのわきを突きさすと、すぐ血と水とが流れ出た。
35 それを見た者があかしをした。そして、そのあかしは真実である。その人は、自分が真実を語っていることを知っている。それは、あなたがたも信ずるようになるためである。
36 これらのことが起ったのは、「その骨はくだかれないであろう」との聖書の言葉が、成就するためである。
37 また聖書のほかのところに、「彼らは自分が刺し通した者を見るであろう」とある。

「ヨハネによる福音書」第19章31節~37節」
引用元:https://ameblo.jp/hitorinomeaki/entry-12451378047.html

3巻97番の詩
新しい法が新しい地を占領する
シリア、ユダ、パレスチナの方で
野蛮な大帝国が崩壊する
フィービーが彼の世紀を決定する前に

新しい法が新しい土地を占領する、
シリア、ユダヤ、パレスティナの方で。
バルバロイの大帝国は崩壊する、
ポイベーがその周期を固定する前に。
https://www42.atwiki.jp/nostradamus/pages/491.html

おまけ