参考資料858 | シフル・ド・ノストラダムス

シフル・ド・ノストラダムス

ノストラダムスの暗号解読

「神の知恵の体現者」ケルビム(智天使)
「「上位」天使の第二位は、ケルビム。セフィラムが神の灼熱の愛を象徴するなら、ケルビムは神の知恵の表現者、神の知恵の体現者と言っていい。愛の相セフィラムと知恵の相ケルビムとが補い合って神的なものが表現されるのだ。
 そこで、『旧約聖書』は、ケルビムを主の玉座を支える一人として描いている。

「主こそ主。
諸国の民よ、おののけ。
主はケルビムの上に御座を置かれる。
地よ、震えよ」(詩篇第99章1節)

しかしその姿形はと見ると、なかなか定かではない。
たとえば、「エゼキエル書」では、次のような奇怪な姿で登場する。

「ケルビムの全身、すなわち、背中、両手、翼と車輪には、その周囲一面に目がつけられていた。(中略)
ケルビムにはそれぞれ四つの顔があり、第一の顔はケルビムの顔、第二の顔は人間の顔、第三の顔は獅子の顔、第四の顔は鷲の顔であった」(第10章12~14節)

また、こうも記述されている。

「ケルビムには二つの顔があって、人間の顔はこちらのなつめやしに向き、獅子の顔はあちらのなつめやしに向いていた」(第41章18~19節)

ことほどさようにケルビムは複雑な姿をした天使なのだ。
ただ、忘れてならない点は、ケルビムが「知恵」をとりなすものであるということだ。
「創世記」では、そのことを次のように記述している。

「こうしてアダムを追放し、命の木に至る道を守るために、エデンの園の東にケルビムと、きらめく剣の炎を置かれた」(第3章24節)

 この記述が意味するところは、最初の人間であるアダムとエバが邪悪な蛇の甘言にのって禁断の木の実を食べてしまい、エデンの園から追放された。ここで彼らが、ふたたび楽園に侵入しないよう、命の木に至る道の監視役をケルビムにおおせつけた、ということだろう。
 だが、実は裏の意味がある。あるいは真の意味と言っていい。
 それは、いつか人間が、こざかしい知恵ではなく、本物の「知」を手にして目覚めたとき、ケルビムが人間を“永遠の楽園”に導く天使となるということである。」
「封印された【黒聖書】の真実」並木伸一郎著より

感想
>ケルビムにはそれぞれ四つの顔があり、第一の顔はケルビムの顔、第二の顔は人間の顔、第三の顔は獅子の顔、第四の顔は鷲の顔であった。

一応原文に当たってみた。「そのおのおのには四つの顔があった。第一の顔はケルブの顔、第二の顔は人の顔、第三はししの顔、第四はわしの顔であった。」(「エゼキエル書」第10章14節)
ケルビムはケルブの複数形。因みに、「智天使」のウィキペディアに旧約聖書によると「その顔は“人間の顔のようであり、右に獅子の顔、左に牛の顔、後ろに鷲の顔”を持っていた」とあるが、裏を取ってみた。

「わたしが見ていると、見よ、激しい風と大いなる雲が北から来て、その周囲に輝きがあり、たえず火を吹き出していた。その火の中に青銅のように輝くものがあった。またその中から四つの生きものの形が出てきた。その様子はこうである。彼らは人の姿をもっていた。
 おのおの四つの顔をもち、またそのおのおのに四つの翼があった。その足はまっすぐで、足のうらは子牛の足のうらのようであり、みがいた青銅のように光っていた。その四方に、おのおのの翼の下に人の手があった。この四つの者はみな顔と翼をもち、翼は互に連なり、行く時は回らずに、おのおのの顔の向かうところにまっすぐ進んだ。顔の形は、おのおのその前方に人の顔をもっていた。四つの者は右の方に、ししの顔をもち、四つの者は左の方に牛の顔をもち、また四つの者は後の方に、わしの顔をもっていた。彼らの顔はこのようであった。」
「エゼキエル書」第1章4節~11節

私はUFOの事だと考えている。興味がある人は第1章を全部読んでみてね。
補足:http://ameblo.jp/hitorinomeaki/entry-11945001215.html

因みに、この4つの生き物は「ヨハネの黙示録」にも出て来る。
「御座のそば近くそのまわりには、四つの生き物がいたが、その前にも後にも、一面に目がついていた。第一の生き物はししのようであり、第二の生き物は雄牛のようであり、第三の生き物は人のような顔をしており、第四の生き物は飛ぶわしのようであった。この四つの生き物には、それぞれ六つの翼があり、その翼のまわりも内側も目で満ちていた。」
(第4章6節~8節)

これが1999年8月18日のグランドクロスとシンクロニシティーを起こしていたらしい。
http://ameblo.jp/hitorinomeaki/entry-11161009218.html

>それは、いつか人間が、こざかしい知恵ではなく、本物の「知」を手にして目覚めたとき、ケルビムが人間を“永遠の楽園”に導く天使となるということである。

因みに、前回ちょっと触れたグノーシス派は「知恵」派というような意味である。
http://blog.livedoor.jp/csmradio/archives/39020449.html
(「エホバの証人」もミカエルを再臨するイエス・キリストとしているので、私とたまたま意見が合うが、輸血禁止している時点で共感できない。しかも、その原文が血を食べてはいけないとかで輸血なんて全く書いていない。)

おまけ