参考資料289 | シフル・ド・ノストラダムス

シフル・ド・ノストラダムス

ノストラダムスの暗号解読

「小羊はその後、七つの封印を一つ一つ解いていく。その度にヨハネの眼前に未来ヴィジョンが現われ、そして過ぎていくのである。ヨハネはこう書いている。

 小羊がその七つの封印の一つを解いた時、わたしが見ていると、四つの生き物の一つが、雷のような声で「きたれ」と呼ぶのを聞いた。そして見ていると、見よ、白い馬が出てきた。そして、それに乗っている者は、弓を手に持っており、また冠を与えられて、勝利の上にもなお勝利を得ようとして出かけた。
 小羊が第二の封印を解いた時、第二の生き物が「きたれ」と言うのを、わたしは聞いた。すると今度は、赤い馬が出てきた。そして、それに乗っている者は、人々が互に殺し合うようになるために、地上から平和を奪い取ることを許され、また、大きなつるぎを与えられた。
 また、第三の封印を解いた時、第三の生き物が「きたれ」と言うのを、わたしは聞いた。そこで見ていると、見よ、黒い馬が出てきた。そして、それに乗っている者は、はかりを手に持っていた。すると、わたしは四つの生き物の間から出て来ると思われる声が、こう言うのを聞いた、「小麦一ますは一デナリ。大麦三ますも一デナリ。オリブ油とぶどう酒とを、そこなうな」。
 小羊が第四の封印を解いた時、第四の生き物が「きたれ」と言う声を、わたしは聞いた。そこで見ていると、見よ、青白い馬が出てきた。そして、それに乗っている者の名は「死」と言い、それに黄泉が従っていた。彼らには、地の四分の一を支配する権威、および、つるぎと、ききんと、死と、地の獣らとによって人を殺す権威とが、与えられた。(第六章一~八節)

ここでは一つの封印を解くごとに、それぞれ色の違う馬とそれに乗っている者とが預言として出てきている。そして、四つの封印までの四つの預言が書かれているので、最初から順を追って検討していってみよう。
・・・・小羊が第四の封印を解くと、青白い馬が出てきた。それに乗っている者の名は「死」、黄泉がそれに従っている。彼らには地の四分の一を支配する権威、および、つるぎと、ききんと、死と、地の獣らとによって人を殺す権威とが与えられたという。青白い色というのは、正しくない信仰や次元の低い信仰を表わしているアストラル世界の光の色である。だから、この馬の色は正しくない宗教を表わしていると見てよいだろう。そして、その宗教には死と黄泉がついているのだという。この世界の何の宗教を指しているのだろう?ヒントになることは、地の四分の一を支配するらしいことである。現代までの宗教の勢力分野を見てみると、イスラム教がちょうど四分の一になっていることに驚く。これは完全なるイスラム教国とイスラム教徒の多い国々を合わせての数字なのだ。例えばアフリカ大陸の三分の二近く、アラビア半島全域、インド、トルコ、イラン、パキスタン、アフガニスタン、インドネシア、中国とソ連の一部などである。しかもこれらの国々は、ききん(食糧不足という訳もある)と猛獣の多い地域ではないか!つるぎに象徴される戦争までも多いではないか!つい最近まで中東は戦場だったのだ。ソ連のアフガニスタン侵攻もあったし、インド・パキスタン戦争もあった。それだけでなく、イスラム教自体、ほとんど武力侵略によって広まったのだ。侵略先の宗教や文化を破壊しながら。この預言は、世界的大宗教となったイスラム教についてのものだったのだ。しかし、“死と黄泉”とは?武力侵略でも死と黄泉はついて回ったはずである。しかし、ひょっとしたら、もっと未来のことを指しているのかもしれない。人類最終戦争といわれている第三次世界大戦の火を、イスラム教国がつけるとか・・・・。私はなんとなくそんな気がして怖い。なお、イスラム教では622年をヒジュラ(イスラム教暦)元年としている。これは、当時迫害に遭って宣教活動の危機に瀕していたイスラム教の創唱者ムハンマド(マホメット)が、信徒を連れてメッカを脱出、メディナに移住した年である。今まで四つの預言はすべて馬が出てきた。これは、それらキリスト教・戦争・貨幣経済・イスラム教が馬のように突き進んでいくこと(大発展して世界に大きく影響すること)を暗示していたと言えよう。」
「滅亡の日」麻原彰晃著より

感想
>しかもこれらの国々は、ききん(食糧不足という訳もある)と猛獣の多い地域ではないか!

麻原彰晃は「地の獣ら」を猛獣と解釈しているが、これは「黙示録の獣」(海からの獣と地からの獣がいる)の子分ではないだろうか。http://web1.kcn.jp/tombo/v2/REVELATION13.html

>今まで四つの預言はすべて馬が出てきた。これは、それらキリスト教・戦争・貨幣経済・イスラム教が馬のように突き進んでいくこと(大発展して世界に大きく影響すること)を暗示していたと言えよう。

キリスト教で「馬」と言ったらイエス・キリストが生まれた「馬小屋」かと思ったが、厳密には聖書にはそんな記述はなく家畜小屋であるかどうかさえ分らないらしい。http://www.cc.kyoto-su.ac.jp/~hiratuka/essays/stable.htmlただし、聖徳太子も馬小屋(厩の戸の前)で生まれたらしいので、シンクロニシティーとして、未来に生まれるメシアは午年生まれかもしれない。来年だったら2014年、その次だったら2026年か。その前だったら2002年、1990年。
補足:http://ameblo.jp/hitorinomeaki/entry-11406362474.html

おまけ