「まえがき」シリーズ その15 | シフル・ド・ノストラダムス

シフル・ド・ノストラダムス

ノストラダムスの暗号解読

「驚かないで欲しい―――これが本書を手にしたあなたへのお願いである。本書には、知られざる超能力の世界が拡がっているのだ。超能力といっても、知られざるとわざわざ付け加えたように、ふつう考えられるような力だけではない。まず、本書の表紙の写真をご覧いただきたい。私の身体が宙に浮いているのを確認することができるだろう。これは、トリックなど使っていない。合成写真でもない。空中浮揚と呼ばれる超能力の一種なのだ(1986年1月25日撮影)。重さのある肉体が、重力の束縛から解き放たれて宙に浮くというこの超自然的な現象を、現代物理学で説明できないのはもちろんである。だから初めて見る人にとっては驚異としか言いようがないだろう。科学では説明できない力、人間の限界を超えた力―――これが超能力である。しかも、空中浮揚などは、序の口である。誰しもがあこがれるだろう超能力が次々と出てくるのだ。私は、以前は超能力者ではなかった。ごくふつうの人間だった。ふと人生に疑問を感じ、真実を求めて試行錯誤を繰り返すうちに、超能力を獲得する秘伝にめぐり合ったのである。その秘伝を今明かそう、そう決心した。私のような平凡な人間でも、驚異的な力を持つ超能力者として生まれ変わることができたのだ。したがって誰でもこの方法で修行をすれば、必ず超能力を使いこなせるようになるはずである。あなたも超能力者になる―――それは間違いないだろう。すでに、私に直接指導を受けている人たち、通信教育を受けている人たちは、この方法で着実に力をつけている。今度はあなたの番である。独習でも大丈夫なように“わかりやすく”ということを念頭に置いて書いた。だから、安心してスタートしていただけるものと思っている。そしてその効果は、あなた自身が確かめることができるのである。なお、本書では仙道・仏教・密教・ヨーガの集大成の中から、特に超能力に関して効果を持つ修行法のみを抜き出し、また組み合わせてある。ところで、超能力者を目指す者がまず最初にクリアーしなければならないのが、クンダリニー(霊的エネルギー)の覚醒である。これについては、日本はおろか、インドにおいてさえ詳しく説明されている本は存在しなかった。そこで本書では、私をはじめ多くの弟子たちの豊富な体験談をまじえ、詳しい説明を試みてみた。興味深く読んでいただけるものと思う。また、超能力を使った事例も数多く取り上げてある。ふつうだったら、たとえば透視の場合、見えるか見えないかという点のみしか語られていないだろう。しかし、それでは片手落ちというものである。私は、その時の状況、精神集中の仕方等、体験した者、現にその力を持つ者にしかわからない事柄に、できるだけふれるように努めてみた。それらは、本書をたよりに修行を始められた方たちの目標となり、励みとなるに違いない。自分で自分の超能力のレベルを確かめながら、一歩一歩進んでいっていただきたい。最後に一言―――。超能力獲得の修行は、先を急ぎ過ぎないことである。別に急がなくても、最も速く超能力が身につく方法だけを紹介している。だから、これ以上速くというと、必ずや危険が待ち受けていることであろう。その危険とは、生命の危険、精神・肉体の危険とあらゆる方面にわたっている。それには十分注意しなければならない。しかし、私が示したプログラム通りに修行を進行させるならば何の心配もいらない。私の指導経験からも、それは断言できる。それでは、勇気と自信と慎重さを持って、この超能力の世界へと入っていこう。」
「超能力「秘密の開発法」」麻原彰晃著より

感想
この本は麻原彰晃の初めての出版物であるが(まだ「オウム出版」のものではない)、私の記憶によれば、その前から雑誌「トワイライトゾーン」(当時「ムー」と二分していたオカルト雑誌)で連載していて有名だった。私は当時20歳だったが15の頃からクンダリニーヨーガには関心があって「オウム神仙の会」に入っていた事がある。因みに、現在スピリチュアルに関心がある人ならばこの人が全くの嘘をついているとは思わないだろう。私は全くもって関心がないが。

関連資料:http://ameblo.jp/hitorinomeaki/entry-11301358890.html#main

おまけ