公務員試験の例題 | シフル・ド・ノストラダムス

シフル・ド・ノストラダムス

ノストラダムスの暗号解読

問題
子ども会の集まりで餅を配ることにした。4個ずつ配ると8個あまり、5個ずつ配ると3個しかもらえない子が1人、1個ももらえない子が3人になる。餅を45個増やして6個ずつ配ろうとしたら、子どもが1人増えていた。6個ずつ配ったときどうなるか。
1.1個あまる
2.3個あまる
3.3個しかもらえない子が1人いる
4.4個しかもらえない子が1人いる
5.ちょうど6個ずつ配ることができる
「2013年度版「すばやく解ける数的推理」判断推理・資料解釈」中村一樹・河野裕之著より

解説
ちょっと変な問題だが、要は、何人か子供がいて全員に4個ずつ餅を配ると8個余り、5個ずつ配ると1個ももらえない子が3人出来て3個しかもらえない子が1人出来てしまう。そこで、餅を45個増やして全員に6個ずつ配ろうとしたら、何故か子供が1人増えていて、その子も入れて6個ずつ配ったらどうなるか答えよという問題。
この問題は中2で習う連立方程式を使うと解けるが、今回は私のオリジナルで数式を使わない方法で解いてみようと思う。因みに、試験に受かる事が目的の人は、連立方程式の方が簡単だし、解法パターンとして覚えておかなければならない。(解答は下の方。)





















































































解答。
問題
子ども会の集まりで餅を配ることにした。4個ずつ配ると8個あまり、5個ずつ配ると3個しかもらえない子が1人、1個ももらえない子が3人になる。餅を45個増やして6個ずつ配ろうとしたら、子どもが1人増えていた。6個ずつ配ったときどうなるか。
1.1個あまる
2.3個あまる
3.3個しかもらえない子が1人いる
4.4個しかもらえない子が1人いる
5.ちょうど6個ずつ配ることができる

解)条件を図示すると、餅の個数は、
④④④・・・・・④④④④④+8個
⑤⑤⑤・・・・・⑤③○○○
(上下段人数が同じなので○の数は同じ。)
ここで、下段を全員5個もらえたとすると、
④④④・・・・・④④④④④+8個―――(ア)
⑤⑤⑤・・・・・⑤⑤⑤⑤⑤-2-5×3=-17個(上の下段との個数の差)―――(イ)
(ア)と(イ)の差を取ると、8-(-17)=25個
ところで、上段と下段は人数は同じで1人に付き1個ずつ差が付くので、25個差が付くには25人必要。つまり、子供の人数は25人。
よって、(ア)に当てはめると餅の個数は、4×25+8=108個
ここで、条件より45個増やすと、108+45=153個
また、子供も1人増やすと、26人。よって、6個ずつ配ると、26×6=156個
ところが、実際は153個より3個足りない。つまり、3個しかもらえない子が1人出る。
よって、答えは、3。

感想
マイナスの計算は中学に入らないとやらないが、上の問題の「差」の計算は図を考えればそんな法則を知らなくても差が25個である事は分かると思う。

おまけ