2012年に何も起こらない理由 | シフル・ド・ノストラダムス

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ノストラダムスの暗号解読

まず、「2012年人類滅亡説」の根拠が古代マヤ歴のカレンダーが2012年12月21日で終わっているという事だけで、具体的に予言されている訳ではないという事。ホピの予言などと合わせて予言扱いされているだけ。また、フォトンベルト説はオカルト科学だけで科学的根拠はない。他には、磁気嵐などの影響はあったとしても「人類滅亡」とは次元が違う(電子機器の誤作動レベルか)。

というのは、1999年にも同じような事があり、ノストラダムスの予言には「1999年7月、天から恐怖の大王が来る」とは書いてあったものの具体的には「人類滅亡」なんて書いてはいなかった。それを、信奉者たちが「ブロア城の問答」をでっち上げ、また、当時的中率95%と言われていた「エドガー・ケイシーの予言(リーディング)」と重ねて「人類滅亡」を謳っていた。また、当時もオカルト科学的に「惑星直列やグランドクロス」などが破滅の一因になるなどと言われていた(引力による影響)。因みに、1999年9月9日には、大規模なコンピューターの誤作動が起きたと記憶しているが、その程度。

エドガー・ケイシーの外れた予言の1つを紹介すると、


As is indicated in that period where the entrance is shown to be in that land that was set apart,as that promised to that peculiar peoples,as were rejected-as is shown in that portion when there is the turning back from the raising up of Xerxes as the deliverer from an unknown tongue or land,and again is there seen that this occurs in the entrance of the Messiah in this period-1998.

その期間の内に、登場が、離れて(別に)置かれた(その国)、その固有の民族に対して約束したような(その国)、拒絶されたようなその国の中であると示される所が指し示される時、その定めの内に、知られていない言語または土地出身の釈放者としてのクセルクセスの立ち上げから退却がある時が示される時、そして再びこの1998年の期間の中のメシアの登場の内にこれらが起こるという事が見られる。

                                                      (自分の訳)


何だか良く分からない文章だが(多分メシアがイスラエル(パレスチナ)に現れると予言される時)、とにかく「1998年にメシアの登場」は無かったので、外れている。他にも、1998年までに日本沈没などの予言が外れている。とにかく、「ブロア城の問答」と「エドガー・ケイシーの予言」が無ければ、信奉者たちもあそこまで「人類滅亡」は謳わなかっただろう。因みに、「メシアがイスラエル(エルサレム)に現れると予言される時」は、多分旧約聖書が書かれた時。


「あなたの民と、あなたの聖なる町については、七十週が定められています。これはとがを終わらせ、罪に終わりを告げ、不義をあがない、永遠の義をもたらし、幻と預言者を封じ、いと聖なる者に油を注ぐためです。それゆえ、エルサレムを建て直せという命令が出てから、メシヤなるひとりの君が来るまで、七週と六十二週あることを知り、かつ悟りなさい。その間に、しかも不安な時代に、エルサレムは広場と街路とをもって、建て直されるでしょう。その六十二週の後にメシアは断たれるでしょう。ただし自分のためにではありません。」                        旧約聖書「ダニエル書」第9章より


この予言も外れたと言えば外れたが、個人的にはもっと未来かイエス・キリストの時代の事を予言したものだと考えている。通常の解釈は、エルサレムを建て直せという命令が出たのは、「1947年11月、国連総会がパレスチナ分割・エルサレム国際管理案を採択して、パレスチナ・アラブ人の犠牲によるイスラエル建国への道を開く」とあるので、1947年11月。また、旧約聖書では「神の一日は一年」と定められているそうなので、七週後とは49年後。よって、1947年11月の49年後は1996年11月となるが、当然メシアなど現れなかった。よって、外れている。ただし、個人的には聖書預言とノストラダムスの予言は「神の計画」と考えている。


http://mimi.livedoor.biz/archives/cat_50029597.html (努力が大事だと思います。)


補足1

日蓮の予言などで「釈尊入滅2500年後」に破滅が来るなどと言われていて、それが現代だという説に対する考察。

「(釈迦の生まれた年は)一説に前463年 - 前383年前560年 - 前480年

釈迦の生まれた年代に最新の研究をもってしても100年もの誤差が生じるのは、インドでは輪廻転生 の考えから時間というものがさほど必要なものではないと考えられていたため、年代を記録する習慣がなかったことによるともいう。」                          「釈迦 - Wikipedia 」より

補足2

「聖マラキの予言」について

全ての教皇に関する大司教聖マラキの預言(Prophetia S. Malachiae, Archiepiscopi, de Summis Pontificibus)」は、聖マラキ によって執筆されたと称する歴代ローマ教皇 に関する予言 または預言 である。一般には単に「聖マラキの予言」「教皇(について)の予言」などと呼ばれる。また、偽作説の立場からは「偽マラキの予言」と呼ばれることもある。本記事名は1595年に初めて公刊された時の名称を採用しているが、後述のように本来のタイトルはもっと長かったとする説もある。同じく後述するが、16世紀の偽書 と見なすのが一般的である。

                    「全ての教皇に関する大司教マラキ預言 - Wikipedia 」より

http://ameblo.jp/hitorinomeaki/entry-10556378838.html