自らの職業に どれだけの情熱を注いでいるか 「誰にも負けない努力」 | 9月23日は『不動産の日』♡ 不動産投資が1丁目1番地 | リノベーションの本質 | ライフスタイル賃貸 | ハウスメーカーで新築|投資脳ブログ

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良き人生は
日々の丹精にある

松原泰道
(南無の会会長/龍源寺元住職)


情熱にまさる能力なし


「人に大切なものは知識よりも
才能よりも何よりも真剣味であり、
純潔な情熱
である」

安岡正篤師の言である。

情熱なきところ、いかなる能力も
開花するはずがない。


情熱はあらゆる創造の源泉である。

画家の熊谷守一氏を取り上げたが、
この人は「狂」の字がつくほど絵に
情熱のすべてを懸けた、
絵と人生が一体になった人である。

世間はこの人を画仙(画の仙人)と評した。

芸術家であれ科学者であれ経営者であれ、


誰もが感嘆せずにはいられないような仕事を
成した人は皆、自らの仕事に
情熱の限りを尽くした人に他ならない。

去る七月八日、北尾吉孝氏率いる
SBIホールディングス創業二十周年を祝う会が
帝国ホテルで開催された。

創業時の社員五十五人、資本金五千万円。

それがいまは社員六千人超、
株式時価総額六千数百億円の会社となった。

二十年でこれだけの会社に育てられたのは
まさに偉業である。

会場で北尾さんの挨拶を聞きながら、
ある人の言葉を思い出した。

──「天才とは天の力を借りられる人」。

一代で偉業を成した人は皆、
天の力を借りられた人である。
エジソン然り二宮尊徳然り、
松下幸之助氏も稲盛和夫氏もそうである。


では、どういう人が天から力を借りられるのか。

その第一条件はその人が自らの職業に
どれだけの情熱を注いでいるか──
この一点にあるよう
に思える。

「誰にも負けない努力をする」──
稲盛氏はこれを自らの信条とし、
人にも説いてきた。

「誰にも負けない努力」を氏はこう表現する。

一点の曇りや邪心もない純粋な心を持って、
 燃えるような情熱を傾け、
 真摯に努力を重ねていくこと
」。

「狂」がつくほどの努力、とも言っている。
そういう人に
「神はあたかも行く先を照らす松明を
 与えるかのように、知恵の蔵から
 一筋の光明を授けてくれる」

誰にも負けない努力とは、言い換えれば、
天が応援したくなるほどの努力、
ということだろう。

そういう努力をする者のみが
天の力を借りることができるのだろう。

二宮尊徳にもこういう言葉がある。

「おおよそ、人の勲功は
 心と体との二つの骨折りに成るものなり。
 その骨を折りてやまざれば必ず天助あり」

──おおよそ人の勲功は心と体と
二つの骨折りでできあがるもので、
骨を折ってやまない時は必ず天助がある。

そして、こう付け加えている。

「骨を折れや二三子(そなたたち)。
 勉強せよ二三子」

先知先賢の一致して説くところを私たちも学びたい。

最後に、坂村真民さんの詩
「鈍刀を磨く」を紹介する。


鈍刀をいくら磨いても

無駄なことだというが

何もそんなことばに

耳を借す必要はない

せっせと磨くのだ

刀は光らないかも知れないが

磨く本人が変わってくる

つまり刀がすまぬすまぬと言いながら

磨く本人を

光るものにしてくれるのだ


そこが甚深微妙の世界だ

だからせっせと磨くのだ


情熱を持って生きることの大事さを説いて
珠玉の言葉である。