きょうのことば スーパーチューズデー

20240307 日本経済新聞

 

予備選序盤のヤマ場

 11月の米大統領選を戦う候補者選びの序盤戦最大のヤマ場で、多数の州の予備選や党員集会が集中する。通例では2~3月に実施し、指名争いの流れを決めることが多い。大統領選と同じ火曜日に設定されるのは、交通機関が発達してなかった時代、キリスト教徒の安息日である日曜日の翌日では遠方の投票所に間に合わない可能性があることを考慮したためだ。

 1980年代、南部各州が候補者選びへの影響力を高めるために呼び戦の日程を揃えたのが始まりだ。スーパーチューズデーに加わる州や地域の数は年によって変わる。2008年には過去最多となる24州が集中し「メガチューズデー」と呼ばれた。

 過去の予備選ではスーパーチューズデーで買った候補が党の候補者責め威を書くとする例が多い。1992年の予備選では劣勢が伝えられていた民主党候補のビル・クリントン氏がスーパーチューズデーを制して勢いを増し、本戦に進んで共和党のジョージ・ブッシュ氏に勝利した。

 

 

雑感

 キリスト教の安息日か、決まりを守るところだと本当に仕事をしてはいけないらしい。まあ、届け出をすれば認められるとかで、現実と信仰の折半って必要だよなと思った。

 それにしても、米国でもネット投票はまだか。そのうち全面ネット投票になるのだろうが、最初に完全移行するのはどこだろう?人口が少なく、ネット環境の普及に力を入れている国と言えば・・・台湾あたりだろうか。