家を買った当時、私は会社を辞めたばかりで、心身ともに疲れきっていた。

築50年以上の古い家。
そのままでは、とても住める状態ではなかった。
あちこち直さなければいけない。

最初は、自分で少しずつDIYしていこうかとも考えた。
でも、そのときの自分には、体力も気力も明らかに足りていなかった。

大手のリフォーム会社に、2社見積もりを依頼した。
畳の部屋を3つフローリングにすること。
ボロボロの砂壁を、壁紙に張り替えること。

見積もりの立ち会いから、3週間以上経ってようやく提示された金額は、200万円を超えていた。
正直、簡単に出せる金額ではなかった。

どうしようかと思っていたとき、
知人の紹介で、大工さんにお願いできることになった。

これは本当に助かった。

結果的に、大手の見積もりよりも、かなり費用を抑えることができた。

ひとまず、最低限のリフォームは終わった。

それでも、住み始めてみると、
今度は別の場所に気になるところが出てくる。
古い家というのは、そういうものなのかもしれない。

終わりはなくて、少しずつ手を入れながら、付き合っていくしかない。