by:mmー


クルト「明、あなた太極拳が使えるって…。」

明「そうだよ。」

クルト「…………(私より断然強いじゃない。私なんて、目潰ししか使えていないのに←砂場限定)」

明「あとね、私は…」


下人「お前っ、そんなところにいたのか。さっきはよくも……!」

明「ついにばれてしまったみたいだ!!仕方がない、クルト、私に水をかけて!!」

クルト「え‼ 水、水…そんなのないわよっ!! いったいどうすれば…」


下人「もう許さんからな、キュアクルト。覚悟ぉ!!」

下人がまがまがしい気合いを入れ始めてしまった。

明「クルト、早く!!」


考えろ、考えるのよクルト。
私なら、きっと出来る…

クルト「……水は、純水でなくてもいいの?」明「ああ!!水分ならなんでもいい!!」

クルト「それなら、………はあああぁあぁあぁぁぁぁあ!!」

クルトは脇に力を込めた。
そして、
ぽたり、ぽたり、と。
滴り落ちるそれは。
もともとクルトの脇にあって以前からひっそりと存在を主張していたもので。

明「………………脇、汗…。」

クルトの渾身の思いを込めた液体が明の表皮に触れた刹那、

明「ふぉおおぉぉぉぉおおおおおおおっ!!」

明のボディが光輝き、にょきにょきと荒れ狂う鞭のようなものが具現化した。

二人の想いが、今ここでつながる――――
わずかに含まれた塩分が明にさらなるエネルギーを与える。

明「毒芽トルネード!!」

明はじゃがいもだから。じゃがいもらしく、じゃがいもの炭水化物的地位を勝ち取るがごとく、真の力を発揮したのだ。

下人「ぐごおぁあああっ!!」

明「二度と尻こだま取ろうだなんて思うんじゃあない!!」


凛々しく引き締まった凹凸が陽光に煌めく。そこにいるのはただのでんぷんの塊ではなく、素晴らしくカッコいい、じゃがいもだった。



続く