最近の出来事、作った料理、読んだ本のこと、見た動画や会話の内容、テレビ番組、
いずれも、ほとんどインプットできないまま、忘却してしまう。
一つのことに囚われはじめると、ずっとそのことばかり気にしていたり、
それがどうでもよくなった頃には、同時に、大事な予定を忘れている。
これは、もしかすると私、ヤバいのかもしれません。
まあ、統合失調症って、昔の言われようだと「早発性痴呆」ですから、
私の前頭葉が正常に機能することをボイコットしてしまっているという点では統合失調症も
若年性認知症もボーダレスなのかもしれませんね。
記憶を失くすのは最悪いいとしても(忘れたいことだらけだし)言語能力だけはどうにか
奪われたくないな・・・とは思うのですが、それも最近どうやら怪しい。
何か人に話そうとしたときに、言葉が反射的に出てこなくて、黙ってしまったりもする。
もしくは、うまく話さなきゃと焦るあまり変なことを喋ってしまって、気まずくなったり
などもする。
こうしてブログを綴る分には、よく考えて、何度も書き直していいから、問題ないのですが。
だが、しかしですよ。
私は思うんです。
そうまでして失いたくないものが本当のことを言えばどれほどあるだろうか、
いや、殆どない、もっと言えば何もないのだと。
本当は初めからなにもなく、なにもないまま死んでいくのなら、途中経過で積み上げたり、
崩れ去ったりしたものなど、有象無象、全てが途中経過でしかなく、空に始まり空に終わる、
きわめて虚しい、ふたを開けても閉めてもからっぽの人生なのではないかと。
何かひとつだけ抱きしめて死ぬのなら、私は下駄と浴衣にしようかな。
浴衣をさっと羽織り、下駄をカランコロン鳴らし歩いて去っていきたい。
今はそんな風に考えています。