共感力を英語にするとエンパシーだから、共感力の高い人のことをエンパスと

呼ぶらしい。

で、どうやら脳の中のミラーニューロンさんという存在が、自分の中にある

感覚と、相手の中にある感覚を結び付けて、認識するから、相手の中で起きたことを

自分の中で起きたことのように錯覚する、そんでダイレクトに伝わって来ちゃう、

ということらしい。

 

それで行くと自分もなんでもズブズブにミラーニューロンするタイプ、

事故で右足を怪我した人の映像を見て自分の右足が麻痺したりとかする。

すぐもらい泣きする。あと逆にもらい泣きさせやすいというのもある。

だから、エンパス的な人はつらいかもしれないけど、エンパス的な人と話す人も

結構つらいんじゃないかな、と思うのよね。

だってその人の苦しみを受け取ったこちらが苦しみを理解してそれを表現したら、

自分の苦しみを私を介して自分で見ることになるんだから辛いよね。

私と話すことが自分の苦しみとの対話になるんだから、辛いよね。

 

今までの人生で、なんか人間関係がごちゃごちゃしてきて、自分にやたらと

執着して絡んでくる人と、異様に避けてくる人とに分かれ始めた頃、

面倒くさくなって逃げる、ということを何度も繰り返してる。

だからもうこれからはうわべだけの付き合いをしていたい。

人と親しくなるのは自分には無理だ、「自分のことをわかってくれる」ことは、

適度ならいいけれど、それがあまりに深いものだと、心地よすぎたり不愉快すぎたり

して、結局上手く行かない。

 

孤独のエンパス。