富士ヒルクライムを詠める
右西園紫人富士坂登人乎念而詠歌三首

[1231]
富士峰 如何人 登鴨 捻路 遠在鞆
ふしのねを いかにかひとは のぼるかも ねしけるみちは とほくあるとも
令和6年6月2日

[1232]
幾許 険路 富士峰 登之吾背 往々々乎
ここだくも けはしきみちの ふしのねを のぼりしわがせ ゆきゆきゆくを
令和6年6月2日

[1233]
富士峰 雨勿零 念共 漕往時 吾所念
ふしのねに あめはなふりそ おもふとち こきゆくときを あれはおもゆる
念共(おもふとち)=友達
令和6年6月2日

贈答歌
[1120]
辛苦 晩去日鴨 歌輪 吾待将居 君之亦詠
くるしくも くれゆくひかも うたのわに わがまちをらむ きみがまたよむ
本歌(元ネタ)
~元仁・万葉集 9-1721
令和5年2月26日

桜の木を詠める
[1159]
花之色者 人尓者 靡葉尓 顧不為而 漕往吾毛
はなのいろは ひとにわすらる なびきはに かへりみせずて こぎゆくわれも
令和5年7月31日

谷村新司を偲ひて詠める
[1184]
詠星
久方 徃来天道 明星 開朝毛 将全昴
ひさかたの かよふあまぢの あかぼしの あくるあしたも またけむすばる
あの名曲はこれから先も歌い継がれていくことでしょう
ご冥福を心よりお祈り申し上げます
令和5年10月16日

なゐをよめる
[1191]
更尓 那為勿震 浪越之 珠州里庭 雪勿零
さらさらに なゐなふりそね なみこえし すすのさとには ゆきなふりそね
被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます
一日も早い復興をお祈りいたします
令和6年1月6日

八代亜紀を偲ひて詠める
[1192]
八代 若日念 舟歌 過之人 偲鶴鴨
やつしろの わかきひおもふ ふなうたの すぎにしひとを しのひつるかも
またひとり昭和を代表する歌手がお亡くなりになりましたね
残念です
心よりご冥福をお祈り申し上げます
令和6年1月14日