『ドモ又の死』(2007日本)
2008年6月19日(木) シアター・イメージフォーラム
『ドモ又の死』(2007日本)
実験的な麻薬更正施設“ハマー・ナナの家”で共同生活を送るヘヴィジャンキー女子6人。それぞれに問題を抱えた女たちがさまよう危うい日々。彼女たちが暮らすその世界はどこまでが現実でどこからが虚構の世界か
女性麻薬中毒者のための更正施設“ハマー・ナナの家”で共同生活を送る6人の若い女性たち。それぞれに問題を抱えた彼女たちが施設内で過ごす時間の多くは、油絵やドライフラワー作り等のプログラムに費やされ、彼女たちは懸命にそのプログラムに取り組んでいる。
そんな日々の中、クリスマス発表会の演目として戯曲「ドモ又の死」=“貧乏画家の青年5人とモデルに雇われたひとりの美しき女性の物語”を演じることになる。舞台稽古は徐々に熱を帯び、次第に現実と芝居の世界が交錯し始める・・・。
主要キャストがすべて女性ということと、クリスマスがもつ雰囲気から、女子校の発表会の取り組みを追ったドキュメンタリーといった肌合いをもつ不思議な劇映画。英語ネイティヴの先生によるナレーションから始まり、キャストはもちろん選び抜かれた6人の生徒たち。そこに校長先生や鬼教師も一肌脱ぐ。さらに卒業生とその娘も特別出演、といった構成だろうか。
物語の鍵を握る悲劇的人物ドモ又に扮した江本純子を筆頭に、紅一点?を務めた三輪明日美ら女優陣が魅力的。物語の語り部・花田に扮した藤谷文子の男っぷりもいい。院長役に扮した少女漫画界の大御所、萩尾望都の存在感も作品世界にピタリとフィットし、有島武郎の戯曲に新たな生命力を吹き込んでいる。
『ドモ又の死』(2007日本)
監督・脚本:奥秀太郎
原作:有島武郎(戯曲「ドモ又の死」)
出演:江本純子、三輪明日美、藤谷文子、野村恵里、高野ゆらこ、つるうちはな、柳英里紗、片桐はいり、萩尾望都、大塚寧々
配給:NEGA
上映時間:1時間20分
公式サイト:http://www.domomata.com/
シアター・イメージフォーラム
渋谷区渋谷2-10-2
イメージフォーラムビル
TEL: 03(5766)0114
劇場サイト:http://www.imageforum.co.jp/theatre/
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