日々のつぶやき-ランナー


嫌いです!

爽やかなスポーツ青春ものかと思ってた。


「加納碧李(あおい)は陸上部に退部届を出した。

しばらくしてマネージャーの杏子から監督が実は休部扱いにしてくれているから戻ってこいという連絡を受けた。

両親の離婚で家庭にひびが入り、突っ張っているが精神が不安定な母親とまだ小さな妹杏樹を守らないとと必死に頑張る高校生の碧李は自分の無力さを知るのだった」


児童虐待は全くダメです。

それだけで受け付けない・・・・

どんな理由があろうとも


大人だって気分がささくれてイラッとしてしまうことは勿論ある。

長年連れ添った夫が女性を作り離婚したことはプライドが傷ついただろうし勿論哀しいし悔しいし怒りもあるし気持ちのやり場がないのも解る。

仕事をして疲れて、高校生と幼稚園の子どもの世話もあって何もかも投げ出したくなることもあると思う。


でも、それを杏樹にあたる姿には怒りしか湧いてこない。

同情も全くできない。


まだたった5歳のあんな小さな子どもの体と心を傷つけるなんてー

あんなに愛くるしかった杏樹をあんなに苦しめるなんてー

今思い出しても腹が立って仕方ない。もう・・・


あとがきは水泳選手の田中雅美さん、さすがアスリート!碧李にとても共感できたようです。

葛藤や重圧などとてもリアルに感じることができたんでしょうねー

でも私は碧李の心の動きに思いを寄せることはなかなか難しかった・・・

とにかく杏樹を救ってあげたかった。

どうして熊先生に何もかも打ち明けないの!とかお父さんと連絡取るべき!

と思うと、頑張って杏樹を守ろうとしている碧李のやっていることが何の解決にもなっていないと思えちゃって。


でもやっぱり無理あるような気がする。

だって杏樹は本当の娘じゃないんだから。

これが、元夫と新しい妻との間の子でその子を引取ったって言うならこの態度もあるかもしれないけど

杏樹は実際は夫婦どちらの子どもでもなくて、元夫の弟夫妻の子どもだから姪な訳だし。

憎くて仕方がない夫の血を濃く引いているのは当然碧李の方。

なんであんなにも固執したんだろう?

自分の血を全く引いていない点なのかな・・・


ちょっとだけ明るい兆しが見えるラストでしたが・・・

だからってそれまでのこと許せるわけじゃないし何もなかったことになるわけじゃない。

どうか杏樹が幸せに屈託なく大人になっていけますようにと願うばかりです。