「支那そば館の謎」の有馬次郎が活躍する連作短編集第二弾。
-収録作品-
狐狸夢
ぶぶ漬け伝説の謎
悪縁断ち
冬の刺客
興ざめた馬を見よ
白味噌伝説の謎
相変わらず京都の風情ある(?)貧乏寺の寺男の次郎の元には相変わらず謎がいっぱい。
美味しい料理とともに謎を味わうほのぼのと気楽に読める作品。
でも・・・お腹ペコペコの時に読むと辛い。
「おーーー!ビールと一緒に味わいたい!」と何度切実に思ったことか。
ぶぶ漬け伝説とは
京都の人のお宅にお邪魔した際、帰り際ぶぶ漬け(お茶漬け)でも食べていきなさいよーと言われそれを鵜呑みにして本当に食べてしまった日には何を言われるか解らない・・というもの。
つまり、「そろそろ帰ってよ」の遠まわしな表現なのです。
私は以前京都の人とお仕事の関係でお付き合いがあり、1ヶ月近く京都に出張したことがあり、その間に噂には聞いたけど本当にあるんだと実感したものです。
言葉遣いはとても丁寧で、穏やかで優しく・・それが最初の京都の人の印象。
でも~~~~(ブルブル・・)
いや勿論人間的にどうのってことじゃなくて、ものをハッキリ言う事をよしとしない習慣がある土地ってことなんでしょうね~
この本の中で語られる伝説についてや京都人に、私としてはそうかな~??というのがあったけど、私の出会った京都の人が全ての京都の人ってことじゃないし。
「狐狸夢」では京都と東京のたぬきうどん、きつねうどんの違い
これインパクトありますねー
北と南でうどんと蕎麦の比重って全然違うんですよね。
札幌はあまりうどんを食べないから、東京に行ってからうどんやさんがあることに驚いたものです。お蕎麦屋さんのメニューにうどんがちょっとあるっていうのが札幌のうどん事情なので~
でもこちらを読んでいると、おうどん食べたくなります♪あったかいのもいいな~釜揚げとか、そろそろ鍋焼うどんもいいな~美味しい季節だし。
食への欲求はとまりませんな~
連作短編なので、事件は後で振り返ると思い出せないものが多いような気も・・
表題作だけは大丈夫かも。
でもこのシリーズは事件だけではなく全体の雰囲気がいいのでOKです。
元・・人に言えない仕事をしていた次郎のモードの切り替えや、次郎の周りの愛すべき人たち、そして美味しいものとお酒。
これで十分♪
