愛すべき娘たち


役所で働く如月雪子を中心に、彼女に関わる五人の女性たちを描いているコミック。


「母子でずっと暮らしてきた雪子に、自由に生きることにしたから再婚したと告げる母。

絶対母は騙されているとあからさまに疑いつつ、自分よりも若い再婚相手とも一緒に暮らすうちに・・」


やっぱりよしながふみさんの漫画は好きだな~と思います。


手放しで楽しい!幸せ!というストーリーではないのですが、それぞれの決断や、今まで抱えていたものを手放せたり、みんなちょっとだけ幸せに向って前向きに進む感じがとてもいいです。


第三者や友だちなど周りから見たら「なんでそんな人?」と思うようなカップルでも本人たちの関係はやっぱりその二人にしか解らない。そうは解っていても・・



雪子の、お見合いすることになった友人の話・・これは切なかった。

幸せになって欲しかった、とてもいい感じの二人だったから上手くいって欲しかった。

誰もがいい人だと思う彼女だから幸せになって欲しいと思っていても、本人の決断はやっぱり周りには切ないな~

やっぱり「どうして???試してみたらいいじゃない?」と思ってしまうんだな~。



一番ズンときたのは最後の章。

母と娘、同性だから分かり合えもするけど反発してしまったら嫌なところばかり目につく関係。

親だって完璧じゃない。でもその人なりに子を思っているわけで・・でも最後に分かり合えていたらそれでいいのかもしれない。


一番最後の雪子の台詞。母親に向けた言葉・・

感動・・涙涙でした。