☆本プロからの移行☆


一部連作になっている短編集。

久しぶりの辻作品でしたが、これは合いませんでした。


特に連作になっている「偽りの微笑み」「青空放し飼い」「王様の裸」が
好みではなかったです。
「偽りの~」だけで終わっていたら良かったのに、続いてしまっているがためにそれすら嫌な感じに代わってしまって・・。
「世界の果て」も駄目。救いのない暗さで苦手です。

一番良かったのは表題作。
ヒムロは恋人のネネのことを「目下の恋人」と紹介する。紹介された時の相手の気の毒そうな目。もう二年も付き合っているのに、自分には見せない笑顔を他の女性には見せる。友達に、ただのヒモじゃない、そのうち捨てられるよ。と言われてもそんなヒムロと何故付き合っているのだろう?

ネネちゃんの不安や痛みも手にとるように解るし、ヒムロの不器用さも好感もてました。ヒムロのおじいちゃんとおばあちゃんの関係がとっても素敵ですしいいお話だな~って思えました。
「ガチってしたいの?ギュウギュウっていうのが理想なの?」ヒムロの言葉が印象的でした。

「好青年」は、読んでてあれ???読んだことある~これ。
これって「サヨナライツカ」の元になった作品なのでしょうか?どっちが先かわからないけど、同じものでした。