「この誓いは今、君に届くだろうか。」
監督: マーク・フォースター
出演: ハリド・アブダラ、ホマユーン・エルシャディ、ショーン・トーブ、サイード・タグマウイ
「1978年のアフガニスタン、アミールとハッサンは雇い主の息子と召使という立場を超え大親友だった。しかし、12歳の時の帆揚げ合戦の後でのた出来事から二人の仲は気まずくなり少しずつ距離ができてしまった。それか時間は流れて・・」
予告から期待していた映画です!
とても深い感動に包まれるヒューマンドラマです。
ただ、私はどうにも直視したくないシーンや残酷な行為があり、そういう場面があることがマイナス点でした。
とてもいい映画で人に薦めたいし、見て良かった~と思えるのですが、きっとDVDなどでもう見ることはないだろうな~という予感。
とても心が平穏でいられないようなことがいっぱい・・これが現実なのでしょうが・・
アフガニスタンの穏やかで優しい風景が、サリバン政権後には一変している様子が本当に痛々しい。
アミールのお父さんの高潔さといったらすごいです。
本当に尊敬に値する人物で、前半は近寄りがたい雰囲気を持っていましたが、後半のお父さんはすごく身近でもう大好きになってしましました~
一番印象的だったのは、パキスタンへの車中での出来事。ソ連兵に襲われそうになった夫婦を自分の身を差し出して救う。それが正しいことだから。
あの後にお礼を言いに来た夫に「礼など言う必要がない」と優しく声をかける。
お父さんの生き方、姿勢全てが表れていた場面。本当に感動的でした~
それと、父の友人で、アミールにとても理解のある恩人のラヒム・ハーン。彼の存在がとてもこの映画を温かなものにしてくれていたと思います。
自分が悪いと思っていても、ハッサムといると自分の弱さを思い知らされるアミール。好きなのに一緒にいるのが辛くなってしまう。そしてハッサムをわざと遠ざけた。
本当に弱くて卑怯な彼を見ているとイライラなのだけれど、気持ちは解らなくはないです。親が偉大な分、自分が情けなくてもがいていたのだと思います。
そしてハッサムは全て解っていた。だから絶対にアムールを嫌いにならなかった。時間が過ぎて会うことがなくなってもやっぱり親友だと思って疑わなかった。そしてアムールに最後となった手紙を宛てた。
もうハッサムに対して許しを請う事はできない代わりに息子を救い出すことで償いをする。ずっと心に抱えていた卑怯だった自分を捨てるために。
ラスト「きみのためなら千回でも」そう言って走るアミールの姿に涙涙・・
