第138回直木賞受賞作品
「明日結婚する花と養父淳悟の間には二人が決して離れられない二人だけの過去があった。
25歳の若さで9歳の花を引き取って育ててくれた淳悟は今はうらびれた男。でも二人は親子なのだ、罪を背負った男と女」
最初が結婚式前夜、そして結婚式と進むのでこの結婚生活はどうなるのだろうとワクワクしていると・・
次の章はなんと語り手が変わり過去に・・
え?という驚きとちょっとした拍子抜けと。
過去にどんどん遡るスタイルは以前読んだ真保裕一さんの「ストロボ」もそうでした。
過去に戻っていきつつミステリータッチ。先が読めるのだけれど、ドキドキする感覚。
面白かったです~
花と淳悟の二人の関係がとても暗い。秘密を共有し、底のない闇のような二人なのだけれど、不思議と嫌悪感なく読めました。
爽やかさもなければ、楽しくなるような話ではないのですが、嫌いではありませんでした。
出来れば、二人の今後が知りたいところです。
