監督:荻島達也
出演:小池徹平、玉木宏、栗山千明、泉谷しげる、斉藤由貴
乙一の原作「傷」 はかなり以前に読みました。
ものすごく短い短編で、これを二時間の映画化・・原作はとても好きで泣きましたけど、あまりにも切なくて読み返したことないです。
原作とはかなり設定が変わっています。二人の年齢がぐんとアップ。
キャストありきだったのか、少年という原作どおりの設定では痛々しすぎるからなのか・・
「寂れた町に越してきたアサトと工場で働くタケオはハンバーガーショップで出会った。ある事件がきっかけで心を許しあう二人は、お互いが初めてできた友人となった。
タケオは父親に虐待されていた過去があり、喧嘩ばかりの荒んだ生活が、アサトのお陰で変化した。アサトは不思議な能力があり、ある事件で保護観察下に置かれていたが全く気にせず受け入れるタケオとシホといることが心の救いだった。」
やっぱり見なきゃよかったかな~と後悔。
文字でみるのも辛かったけど、映像で視覚的に受ける虐待シーンや傷つく様子を見るのはやっぱり辛い。あのアイロンかけてるシーンは、これから起こることが解りすぎて・・こういうのは本当に嫌なものです。
元々が非現実的な設定なので映像化するとちょっと「むむむ??」となる部分が多いのですが「きみにしか聞こえない」 は成功していました。
が・・こちらはちょっと無理があったかも。
特にラストの車の事故現場が~
病院に病人運ばれてるくらいの時間なんだから、もっとたくさんの救助隊がいるだろうし、重病人たち運ばれずにあんなにゴロゴロしてるのおかしいし~
アサトが助けた彼らが車にとり残された母子を救う場面が、アサトのお蔭で~ってことで盛り上がりの場面なんだろうけど、もし彼らの傷を引き受けてなければアサトとタケオがもっと素早く助けることできただろうし・・
あまり意味ないんですけど。
でも、そんな穴だらけのシーンでもタケオの「おまえの傷半分俺に移せ」にはウルッとしてしまいました。
メインキャストの三人はとても良かったです。
アサトの小池徹平くんは、ちょっとおどおどしてる心に傷のある優しい青年役がピッタリ。
過去に虐待された経験を持ち父親を恨んでいるようでも実は父親との写真を飾っている陰があるけど芯は優しい青年の玉木宏さんもいい。喋り方はいつもと一緒だけど・・
栗山千明ちゃんは途中までずっとマスクをしているので、誰か気付かなかった~何といっても「キル・ビル」のイメージが強くて、あんなに楚々とした美人だとは思っていなかった!それにしても美しい~あの眼力はすごい!マスクしていても美人だとわかるあの眼♪
斉藤由貴さん・・怖かった・・
