☆本プロからの移行☆
乃南アサさんの初期の頃の作品。
学生時代の友人吉岡を通じて知り合ったゆかりと岩谷。
かつて職場恋愛で痛い目にあったゆかりは、傷つくことを恐れ恋愛に臆病になっていたが、岩谷にどんどん惹かれはじめる。しかし電話で頻繁に話す仲になり、電話では大胆に喋るが会うことには消極的な岩谷。吉岡と彼の恋人「とと」を交え会ったりしても電話との印象が違う。そのうちに、岩谷の電話を不信に思うようになる。岩谷とは一体誰なのか?岩谷の名を語って電話してきているのは誰か?
謎が何かよくわからないまま進む感じの心理ミステリー。
ん・・イマイチかな~。
あまりスリリングじゃないのが一つと、岩谷の魅力が全くもってわからない。
何もミステリアスで何を考えているのか解らない魅了的な男性という設定だが、ただのボォ~っとした人のように思えてならない。
ラスト、事件の辺りからはまあ普通の人っぽかったけど・・
電話での不安感やスリル感を出そうとするあまり、人物描写が書ききれなかったような。
あとがきによると、「分裂症」や「変身妄想」がテーマらしいのですが、そのあたりにもっと焦点あてたほうが良かったかも・・
何だかちょっとボケてました。
会社の女性三人組の関係は楽しそうで非現実的な感じが面白かったです。
軽~く読めて、ちょっとスリル感楽しむにはいいかもしれないです。