☆本プロからの移行☆


久しぶりの東野さんです。

ちょっと皮肉めいたストーリーの、短編集。
こういうのって東野さんでは珍しいのではないでしょうか?

「寝ていた女」
会社の同僚にマンションの自分の部屋を女性とのデートに使うことを頼まれるようになった。ある日戻ったら見知らぬ女が寝ていた。どの同僚に聞いても誰の彼女でもないという・・一体誰なのか?


「もう一度コールしてくれ」
強盗をし逃げ回っているとき、近くにあいつの家があることを思い出した。いや、最初からそのことはずっと頭にあったのだ。そこに逃げ込むが・・


「死んだら働けない」
朝出社したら、誰かが倒れて死んでいた。一体何があったのか・・


「甘いはずなのに」
新婚旅行でハワイに向かった。しかし甘いはずの新婚旅行にならないと私は知っていた。なぜなら・・


「灯台にて」
ライバル関係のような友人とお互い一人旅をすることになった。どちらが良い一人旅を出来たか後で話そうという約束で。


「結婚報告」
友人から結婚したという手紙が届いた。しかし同封されていた写真は彼女ではなかった。


「コスタリカの雨は冷たい」
二人組みの強盗に襲われた。治安がいいと聞いていた場所で・・。

「もう一度コールしてくれ」は何ともやるせないラスト。


「甘いはずなのに」と「コスタリカの雨は冷たい」は読後感もよく好きです。


「寝ていた女」「死んだら働けない」「結婚報告」はどれもあまりパッとしないストーリーでした。


一番面白かったのは「灯台にて」好きな話しでもないし読後感も良くないけれど、ピリっとスパイスの効いた感じが東野さんらしいかな~と思います。