☆本プロからの移行☆



以前読んだ「変身」とタイトルが似ていて、テーマも今の医学・研究ではまだ許されていない範囲のものを行っているという点ではとても近い。
でも、ストーリーとしては、断然こっちが面白い!!!

札幌で大学に通う18歳の鞠子。東京で大学に通う双葉。会ったこともなく接点もない二人だが、全く同じ顔・体型を持っていた。


≪鞠子の章≫

目が離せなくなる惹きつける魅力を存分に発揮して、そしてラストの切ないこと。
ストーリーはここで終わったけれど、この事件が招いた結果というのはあまりにもたくさんの不幸な人を作り、今後を思うととても胸が痛いです。

鞠子・双葉お願いだから自分の存在に苦しまないで幸せになって!そして鞠子のお父さん!生きていてね~と強く願ってしまいました。


母親に全く似ていず嫌われていると思い込んでいた少女時代。ある日家事で母が死んでしまった。母の死の謎を知る為、両親の過去を調べる為東京に向かう。
≪双葉の章≫
バンド仲間とテレビに出ることになった双葉だが、母親に大反対されている。そしてその翌日から知らない男が周りに現れ始め、母親がひき逃げ事故で死んでしまう。自分の父親のことを知る為札幌に向かう。

二人に係ってくる男達は何者なのか?二人を繋ぐものを何なのか?

鞠子の章と双葉の章が交互に描かれ、読者は段々と真実が見えてくる。
今まで決して交わることのなかった二人の線が面白いように絡み合い、そしてとても切ない真実が見えてくる。
ラストも真相も早い段階で解ってしまうのですが、それでもドキドキさせるパワーはすごいです。