☆本プロからの移行☆
作者の判らない幻の本「三月は深き紅の淵を」にまつわる中編4つ。
一章、四人の老人が集まり存在しない本を探すゲームに若者を巻き込む。
魅力的な本の存在に段々惹かれていく様子が自分とかぶってきて途中ま
でとても面白く読めたのですが、ラストがちょっと・・何となくあれ?って拍子抜け。
二章、二人の女性が本の作者を探しに出雲へ旅をする。
解り易いストーリー。でもこの辺りで、あれ?前の章とは何も繋がっていないの?「三月~」は幻でまだあの四人が書いてる途中では?じゃああの本は出来上がったんだ!あれ?作者が違うの?とかなりパニック。
三章、女子高生二人が事故死。彼女達を取り巻く人々が死の真相を探る。
これが一番面白かった。内容もとても理解しやすく、展開もラストも巧い!美少女二人の人物像もとても興味引かれるものがあり、残された人達がとても好ましく、この作品は単独で好き。
四章、「三月~」を書いてる私。それと文中(?)での不思議な学園。
これは判らなかった。書いてる私と、本の中のお話しが交互になっているのか?
一つずつが独立した中編になってはいるけど、「三月~」という本と、帽子を被りトランクを持った男だけが共通で出ている。
それと、最初の章で「三月~」のあらすじを説明しているが、それと本書の内容は大体合っていて読んでいて不思議な感覚になる。
恩田陸さんは、本プロ内でも人気で評判もかなり高いのですが、私には判りにくい作品が多いようです~。「六番目の小夜子」から始まりかなり「??」となったものが多かったです。好きなのは「木曜組曲」「不安な童話」かな・・この「三月~」も四章が訳判らなくて・・。まだ私にとって微妙な作家さんです~。