☆本プロからの移行☆ 2002/10/8 読了
「ななつのこ」「魔法飛行」のような身の回りに起こる謎を解いていく話。
若く中堅のOLの陶子と、電車で知り合ったリサーチ会社に勤める萩広海との爽やかな友情以上恋愛未満の関係の二人が周りで起こる不思議な出来事を追う。ななつのこシリーズと違って陶子がわりと積極的(事件に)で、ぐんぐんリードしていく(事件を)感じが昔の赤川次郎のシリーズ(三毛猫ホームズとかの)を思い出し面白かった。
事件の謎を解くというだけでなく、最初解らなかった陶子の生い立ちなんかがさらりと紹介されたり、顔も知らない母親との再会があり、最初はただの顔見知りだった萩くんとの関係も微妙に進んだりと、事件ごとの短編という形式にはなっているけど、全体を通して一つのストーリーとなっている。
爽やかな印象を受けるけど、微妙に重いテーマを持った心に小さな灯りが残るお話でした。