☆本プロからの移行☆ 2006/10/18読了


以前読んだ「最悪」のような雰囲気のものかと思ってずっと敬遠していた作品ですが、意外にも横山秀夫さんのものを読んでいるかと錯覚するような警察内部のストーリーでとても楽しめました!

ただ、面白くて先に先にと読みたくて細かな部分は飛ばしながら読んでしまったような・・。いつかちゃんと細かなところまでしっかり読んでみようと思っています。

七年前、事故で妻とお腹の子供を亡くした刑事の久野。ある事情から同僚に逆恨みをされる。パートをする平凡な主婦の恭子は夫の関わる放火事件をきっかけに変わっていく。

恭子が闘争にのめりこんでいく様子は読んでいて居たたまれなく、どんどんと落ちていく様子と心境がとてもリアルで恐かったです。
恭子もそうだけれど、裕輔も。人間落ちていくのは本当にあっという間で、客観的にみるともっと最善の方法はあるのに、当事者はその時がんじがらめになってその道しかないようになっていくんだな~と恐かったですね。

久野の精神状態が明らかになった時はゾッとしました。

奥田さんは本当に幅広い作家さんですね、改めてすごいと感心しました!