リアル

1~6巻

「スラムダンク」で有名な井上雄彦さんの車椅子バスケもの。

「スラムダンク」は未読なのですが、こちらはなんとなく惹かれて購入。


「バイク事故で、乗せていたナンパした女性の下半身に障害を負わせた野宮。高校を中退しバスケをする場所を失いこれからの自分を見失っていた時に、車椅子でバスケをしていた戸川と出会う。彼は高校陸上のスプリンターとしてこれからという時に病気で片足の切断を余儀なくされた。そしてもう一人、何でも軽くこなしてきた優等生の高橋。野宮や他の部員を見下してきた高橋だったが事故にあい、脊髄損傷の大怪我を負う。」


なかなか受け入れられない現実、でも逃げることができないそのリアルな世界でこの三人の少年たちがもがきながら、苦しみながら前に進んでいく。

奇跡が起こるわけじゃない、おとぎ話のようなことがあるわけじゃない現実の世界がとてもリアルで・・

かなり重いのです。


決して楽しく面白く読める漫画ではないのですが、でもただの漫画じゃない!

読んだ人がたくさん感じ考えさせる。


野宮は一見ヤクザのような風貌なんだけれども、自分の辛いことから逃げずに向かい合おうと一生懸命。戸川とであったときのバスケシーンが一番好きです。

常にそうなのだけれど、偏見のない真っ直ぐなところがとてもいい。重いストーリーでも、彼が主人公だから、ところどころに笑いがあってふっと楽になれる瞬間があってとってもバランスがいい。

次の巻はいつ出るのでしょうか・・


三人の現実も苦しいし家族も辛い。登場する人みんなが辛くて、読んでいてとても辛い。

まだ6巻までしか出ていないようですが、実際の連載はもう終了しているのでしょうか。ラストが・・希望ある明るいラストだといいと思います。