ジョセフ・ゴードンが主演、
さらに監督も脚本も彼自身によるコメディ映画です。
スカヨハ&ジュリアンムーアという贅沢女優キャスティング!
ちょいピンク色こいめです 2014年公開作品。
●あらすじ●
理想を追い求める意識高い系男子の主人公は、
モテまくりイケメンなのにポルノ動画中毒
そんな彼にもついに理想を越える究極の美女が現れる。
恋が成就し真実の愛を誓う仲になった彼女に
なんとポルノ中毒がバレてしまい…?
●感想●
ウェイ系男女が主役のセクシーピンクなコメディなので
人によってはドン引きかも…
…ですが、
本音を赤裸々にさらけ出す主人公のモノローグと
中盤以降のハプニングによって愛とはなにか?というテーマも強まり
けっこう興味をそそられる作品でした。
この作品の象徴としての「ポルノ動画」は、
主人公を現実逃避させてくれて、
自分の望むパラダイスに連れて行ってくれる存在として描かれています。
それが最高過ぎるせいで、リアルの男女関係に満足できない、という
だいぶありえそうな設定がちょっと面白い。
ストレスフルな社会ゆえに
こういう「現実逃避にハマりすぎて、ホントの現実が色褪せたように見えてしまう現象」は
ポルノに限らず色々な娯楽で男女問わず起こり得るのでは?
そして理想像と実際の恋人を比較して醒めちゃったり
理想を恋人に押し付けてその人らしさを否定したり…とかは
現代の恋愛の障害としてリアリティあるテーマなのでは?
と鑑賞しながら思いました。
まあ、とはいえコメディ作品なので、
あれこれ考えずに、
ニヤリとしながらただ娯楽として楽しむのが正解なのかもしれませんね。