正体/M8570-120 | myojiの日記~書くも恥ずかし

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昔ライター、今中古屋のおっさんが自分の好きなことを勝手に書いていくブログです。いい年こいてって思われれば本望です。

ネタバレ御免の勝手で偏った感想を基本敬称略で。

2022年にWOWOWで放送されたものをアマプラで視聴。染井為人の原作は読了済みとあって、期待と不安を持って見たわけだが、かなり満足度は高かった。

鏑木の年齢や潜伏先等、原作と設定を変えた部分はあったが、それほど気になるレベルではなく、上手に映像化したという印象。まあ、一番大きな変更部分はラストなわけなのだが、原作のそれが辛いものだっただけに、ああなって本当に良かった。

ただ、敢えてケチをつけるなら、最終盤の進行が性急すぎた気が。もう少し丁寧にあの結末に至る過程を描いてほしかったし、登場人物のその後もエピローグ的に知りたかった。あと一話あれば...。

キャスティングも〇。亀梨は予想以上にいい味を出していたと思う。あの目の演技は雰囲気たっぷり。そして堀田真由の使い勝手の良さは◎。腹に一物抱えていそうな感じも◎。野間口徹のうさん臭さも◎。ただ、上川隆也はイメージと違ったし、黒木瞳は若すぎて...。

というわけで、5点満点で4点。映画版はこのストーリーをどうまとめるのだろうか...普通に考えたら尺が足りないと思うのだが...主演もイメージが違うような...嫌な予感(苦笑)。