ネタバレ御免の勝手で偏った感想を基本敬称略で。
今回は国鉄側のキャスティングである。W健というか、もう一人の主人公ともいえる宇津井健は、倉持のような正義感溢れる良識人かつ堅物というか理想の上司像的なキャラはハマり役。上司の渡辺文雄が悪役寄りなので余計にそう見える。緊張感漂う演技も◎。
その一方で、新幹線109号の運転士が千葉真一...何度見ても、見る度に覚える違和感(苦笑)。どう見てもどこから見ても堅気の国鉄職員には見えない。いつ暴れだすのか、新幹線の外に出てしまうのではとヒヤヒヤである。おかげで隣の小林稔侍の存在感が薄い薄い(笑)。
個人的にはミスキャストのような気がするが、その乱調がこの映画にストーリーを超えた妙な緊迫感をもたらしているような気もする(苦笑)。ちなみに救援車の運転士は千葉治郎。一瞬の兄弟共演はちょっとだけ胸アツである。
というわけで次回のその他編で終わる予定である。