検事の死命/M8332-12 | myojiの日記~書くも恥ずかし

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昔ライター、今中古屋のおっさんが自分の好きなことを勝手に書いていくブログです。いい年こいてって思われれば本望です。

ネタバレ御免の勝手で偏った感想を基本敬称略で。

柚月優子原作。2016年にテレビ朝日で放送された作品をBSの再放送で視聴。原作は読んでいる。

検事の佐方が痴漢事件を内外の圧力にも負けず解決に導いていくというストーリー。原作を読んでいなかったら、地上波のスペシャルドラマとしてはまあまあ面白かったと偉そうにも及第点をつけていたと思うが、原作を読んだばかりだったので、残念な点がいくつか...。

まず、増田が女性に...映像映えの問題なのかもしれないが、こういう性転換はあんまり好きではない。署長も南場じゃなくしかも佐方に敵対する存在になってたし、富樫明日香も証言を撤回してしまったというのも...。

それよりも一番アレだったのは、被害者の玲奈の存在を原作より膨らませ過ぎたこと。あくまで好みではあるが、そのせいで何とかサスペンス劇場みたいなノリになってしまった。原作の展開が地味なので派手さを加えたのだろうか。

キャスティングはいい意味でこんなもの。上川隆也はこの手の作品では実に納まりがいいし、竹富聖花&荒井萌のJKコンビは魅力的だったし、津田寛治&飯田基祐の痴漢コンビもいい味を出していたし。故人となった江波杏子&寺田濃のアクの強さも〇。

というわけで、5点満点で2.5点の平均点といったところか。