ネタバレ御免の勝手で偏った感想を基本敬称略で。
2024年公開。アマプラで視聴。シネマトゥディによると、全国で「呪いのビデオ」を見た人々が突然死する事件が発生する。IQ200の大学院生である一条文華(小芝風花)は、妹がそのビデオを見てしまったことを知り、ビデオにまつわる謎の解明に挑む...というストーリー。
...何とか最後まで視聴して泣きそうになった。日本が誇る貞子というコンテンツをここまで愚弄したことへの怒りと悔しさが込みあげてきた。制作陣は中田秀夫や飯田譲治はもちろん、松嶋菜々子や竹内結子や深田恭子や中谷美紀や真田広之や仲間由紀恵...これまで貞子シリーズで熱演好演してきた俳優陣に詫びてほしい。
とにかく全く怖くない。どころか、フワちゃんのバッタもん等、ところどころに挟んでくる小ネタが笑えないし、スベリどころか神経を逆なでするレベル。王司はウザいし母親は天然過ぎてイラつくし、そしてヒロインに決めポーズありって...不謹慎を承知で書くが、マジで全員貞子に呪い殺されてほしかった。
ふつう、この手のクソ映画はキャストに同情してしまうのだが、今作は出演したことへの怒りすら覚えるレベル。役者としての矜持はないのかと。オスカーは仕事を選べ。キャリア最終盤の渡辺裕之が貞子の真似をしている映像はもう、目がにじんでしまった(それはとよた真帆にも言えるが)。
とにかく加点要素がみあたらない。5点満点でマイナス100点。西田尚美を途中まで鬼奴だと思っていた点は反省(苦笑)。