ネタバレ御免の勝手で偏った感想を基本敬称略で。
2013年公開。アマプラでたまたま見つけて何の事前情報もなしに視聴。
シネマトゥディによると、廃虚となった哭倉(なぐら)村に鬼太郎と共にやってきた目玉おやじは、70年前に起きた出来事を思い出していた。昭和31年、哭倉村は政財界を裏で操る龍賀一族に支配されており、鬼太郎の父は失踪した妻を捜しに村に足を踏み入れたのだった。一方、血液銀行で龍賀製薬を担当する水木は、龍賀一族の当主・時貞の死に伴い、ある密命を帯びて村を訪れるが、そこで一族の者が惨殺される事件が起こる...という内容。
テレビシリーズのエピソード0的な作品らしいのだが、残念ながら未視聴。それでも、特に問題なく見進めることはできた。というより、ゲゲ郎=幽霊族=目玉おやじ、水木=鬼太郎の育ての親、というシリーズの基本設定も知らなかったわけだが、その方が新鮮な気持ちで見ることができてよかったかも。
ストーリーは水木ワールドに大横溝&呪術廻戦をまぶしたようなドロドロテイスト。大人の鑑賞にも耐えうる(というより良い子は見ちゃダメ)ハードボイルドな展開はなかなか見応えはあったが、紗代がああなってから以降に少し冗長さを感じてしまった。時弥が哀れ過ぎるし...。ラストももう少し分かりやすい方が親切だったかも。
というわけで、5点満点で3.8点。やっぱり鬼太郎は凄いキャラ&物語だということを再認識。令和のねこ娘はああなっているのか...(笑)。