NHK版犬神家の一族後編/M6101-34 | myojiの日記~書くも恥ずかし

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昔ライター、今中古屋のおっさんが自分の好きなことを勝手に書いていくブログです。いい年こいてって思われれば本望です。

ネタバレ御免で勝手で偏った感想を基本敬称略で。

で、キャスト面だが、予想以上にいい感じ。金田一&磯川(橘)コンビも、自分のベストである石坂浩二&加藤武には及ばないものの、吉岡秀隆&小市慢太郎コンビもなかなかのもの。ただ、吉岡金田一にはもう少し愛嬌が欲しいと思うのは欲張り過ぎか。

松竹梅三姉妹は◎。大竹しのぶの迫力というか貫禄はさすが実行犯だし、南果歩&堀内敬子の竹梅もイメージ通り。松竹梅にはもっと狂気があっても良かったか。

金子大地も好青年ではなく、このドラマでは含みのある佐清を好演(その分、静馬のキャラが弱くなってしまったが)。ただ、ラストの見せ場での演技が少し物足りなかったか。

で、珠世の古川琴音は自分の中では賛否両論(苦笑)。これまでの作品とは異なる結末と聞いて、珠世が黒幕かとドキドキしていたのだが、結局はこれまで通りの珠世で脱力...琴音は珠世には怪しすぎる。

その他では、古舘弁護士の皆川猿時がふだんのアクの強さを消して好演。大山神官の野間口徹は俗っぽさ全開で、ああいう切り口もあったのかと感心(笑)。