とういうわけで、すっかりワセダ愛に満ち満ちてしまった自分は、私立大学は早稲田しか受けないことにした。
早稲田を受験するのなら、いわゆるMARCHクラスも受けた方が無難で安全だったのかもしれないが、そんな気は起こらなかった。一番行きたいのは第一志望の国立大学で、次に行きたかった(行ってもいい)のが早稲田だったからである。今から思えば、何とも偏狭で傲慢な考えだったが、他の大学に行く自分がイメージできなかったし、想像もしたくなかった。
で、あれこれ思案した末、早稲田の3学部を受験することにした。早稲田大学の中でのチャレンジとして政治経済学部政治学科、本命として教育学部社会専攻、滑り止めとして社会科学部である。