世界遺産その12~ICOMOSとIUCN~/M1063-86 | myojiの日記~書くも恥ずかし

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昔ライター、今中古屋のおっさんが自分の好きなことを勝手に書いていくブログです。いい年こいてって思われれば本望です。

世界遺産に登録されるまでのプロセスを簡単に説明すると、まず、各国政府が自国内の暫定リストをユネスコの世界遺産センターに推薦する。世界遺産センターは文化遺産はICOMOS(国際記念物遺跡会議)、自然遺産はIUCN(国際自然保護連合)に調査を依頼。この二つの組織は現地調査を行い、その結果を世界遺産センターに報告。それを基に世界産委員会で審議が行われるという流れだ。

つまり、ICOMOSとIUCNの調査&評価が登録のカギを握っていると言えるのだが、それにしても、実に羨ましいというか、憧れの組織である。

人類の宝である文化財や自然を間近で見ることができるし、その国から物心両面で歓待を受けられる気もする。自分的には、IOCやFIFAの開催地選定に関わるスタッフと同レベルの憧れの職業である(笑)。やればやるほど、自分の宝が増えていきそうだ。

冗談は(半分本気だが)さておき、この二つにダメ出しされたら、世界遺産には登録されないわけで、世界遺産の登録に重要な役割を果たしていることは間違いない。逆に言えば、世界遺産に登録されるには、この二つを説得&納得させる必要があるわけで。実際の調査や審議の現場を見てみたいものである。