3月13日(東京では19時20分頃)魚座での新月を迎えます。
今回の魚座新月は、水瓶座グレートコンジャンクションを経て「初めて迎える春分」への大事な橋渡し。

新しい年の布石となる、重要な新月です

春分は、宇宙元旦とも呼ばれるように、占星術やスピリチュアルでは、1年の新しいエネルギーの切り替わりの時として見ます。春分のエネルギーの影響は、そこから次の春分まで1年間続きます。
魚座は12サイン中、最もスピリチュアリティと親和性の高いサインです。
夢や芸術、癒しや奉仕、スピリチュアルな領域において、特に意味のあるスタートになるでしょう。
この新月に、喜びと調和を司る金星と、幻惑と夢とロマン・彼方の天上の愛を司る海王星がコンジャンクションとなり、あまりにも美しく、幻想的な夢見のようなエネルギーを発しています。

新月も春分も、アセンダントは天秤座。支配星である金星は、受容のエネルギーですから、自己受容、他者受容がこの新月からの鍵となることがわかります。
6ハウスで起こる新月(春分の太陽も6ハウス)は、先のおとめ座満月のテーマでもあった、自己調整、他者貢献を再びクローズアップさせていきます。

6ハウスは日々の修行の部屋でもありますので、日常のルーティンや習い事、お仕事など、本格的に始めていくのにもよいでしょう。
まずは今の自分を受け入れながら、焦らずに、自分自身や身の回りを整え、小さなことから自信をつけていくことが大切です。そうした足元の大切さが、とても強調されています。
ですが、何かにきっちり、じっくり、難しく取り組むというよりも、心地良いゆらぎの中で、自分なりの安らぎや楽しみを見つけながら。金星は赤緯でも海王星とパラレル。5ハウスに水星・木星もありますから、喜びながら続けていくということです。ちょっと風変わりなアートなどの創作や自由な自己表現も素敵でしょう。

4ハウスの冥王星は新月にセクスタイル。また4ハウス土星から8ハウス火星へのトラインは、変化してきた自分の意識が行動となって、それがさらに深い変容を引き起こす契機となることを暗示しています。
新月のサビアンは魚座24度。「人の住む島」
現実世界での理想の具現化と意識の普遍化に関わる度数です。環境との調和と共存・共栄。どのような自分が、どのような人と、どのようなあり方で、どのような現実を受け入れるのか。それを俯瞰的に見ています。

 


堅苦しいことを書きましたが、魚座の新月は「マインドを外すこと」
思考を手放して、宇宙のフローに乗りましょう。


この新月は、見えない領域に楽につながる良い機会です。
これまでとは、まるで違ったヴィジョンが垣間見られ、降り注ぐアムリタの恵みの雨が、わだかまった哀しみや古い思いを押し流していってくれるかもしれません。
夢や瞑想をとおして、魚座の限りない優しさに包まれながら、宇宙と生命の瑞々しさに触れ、豊かなエネルギーのダイナミズムを感じてみてください。