今日は母の日ですね。
お昼のセッションで、お母様の思い出を語られていた方がいました。
お一人で過ごす「母の日はさみしい」とおっしゃっていました。
私たちはこの地上に生まれる時、両親の肉体を借りて出生します。
特に、母親のお腹には十月十日、全てを共有していた間柄。
どなたにとっても、母は偉大な存在なのかもしれません。
母と一口に言っても、お母様との関係が良好な方、お母様がすでに他界されていたり、お母様と今生のご縁が薄い方、お母様に虐待されていた方、お母様やご家族との関係が人生の足枷になっているような方、ご事情は人それぞれです。
それでも、命の流れに感謝する節目の記念日として、母の日を過ごされるのもよいかもしれません。
私自身、母とは縁を切っておりますので(詳細はこちら)お花などを贈る相手はおりません。
そして、私の子供は、というと、母の日に限らず私の誕生日にも、子供から何かをもらったり、祝ってもらったこともありません。
こうした事柄全般に興味がない、気がつかない。
悪気はないのだと思っていますので、こういうものだと受け入れて、楽しく親子をやっております(笑)
発達障害....(あ、でも昔、修学旅行のお土産を買ってきてくれたことがあり、その時はびっくりしました)
お互い元気に年月を重ね、互いの顔が見られる。その事自体をありがたいと思っています。
子供が今生きて、働けていることだけでも本当にありがたいと感謝しています。それだけで母としての私は満足。
占星術では母親との関係を月のアスペクトやノード軸との関係、4ハウスの状態、MC-IC軸の状態などで見たりします。驚くほど当たります。
コロナになる直前にセッションした方で、どうしても元気が出ない、というご相談をされた方がいました。お仕事で活躍できるポテンシャルを大変お持ちの方ですが、月のアスペクトや4ハウスの状態が、チャート全体や他の天体へ影響しているのを見てとりました。
お母様との関係がとても気になり質問しましたが、「それはもう乗り越えました」というご返事でしたので、私もそれ以上親子関係には触れず、別の角度からいくつかアドバイスをさせていただきました。
その直後のコロナ。彼女は自分で個人事務所を持っていたのにも関わらず、心配性で支配的なお母様から自宅から出ることを一切禁止され。それに従って、随分と辛い時間を過ごされたようです。
自分の自立のために、母親と距離を取るのは、とても大切なことです。
必要な場合は、自分で自分を育み直すのです。
私自身も、そうしたプロセスを経て、今があります。
必ずしも家族と仲良くすることが、幸福の絶対条件ではないです。
人生のテーマは、人それぞれ違う。
価値観も時代も、個性も全部違う。
家族であっても、それを尊重しあえないならば、自分が一線を引かなければならないでしょう。
お母様も自己受容できていれば、そこまで娘に夢を託さないのでは?
自分は自分、母は母です。
家族と離れてから、その方の本当の人生「魂が決めてきた人生の旅」が始まる場合もあります。
他者との出会いで人生が切り拓かれていく方は、家族と離れてから、出会うべき人と出会います。(そういう方は手相にもはっきりと出ています)