4月21日、11時27分頃、豊かさや発展、拡大を呼びこむ木星と、革命、変化、独創性、自由を象徴する天王星が牡牛座の21度でピッタリと重なります。今年最大の天体イベントの一つであり、木星・天王星の新しいサイクルの始まりということです。同日、ポン・ブルックス彗星が近日点を通過することでも話題になっています。

木星、天王星のコンビは冒険的でバブリーなエネルギーでもあり、想定外の変化や技術革新、自由への希求、衝動性なども高めます。
主な社会的変化としては、通貨や経済システムの激変、不動産バブル、AI導入、さらなるテクノロジーによる農業、食料改革、バリアフリー、ジェンダーフリー、人体の義体化、国境や国際的なパワーバランス、宇宙移住なども視野に入れた著しい変化が予見できます。安楽死などの議題も真摯に持ちあがるかもしれません。
木星は高い精神性を表す星でもありますから、私たちの倫理観をさらにアップグレードしていく事態を経験することにもなるのでしょう。


木星と天王星のコンジャンクション自体は、約14年ごとに起こりますが、前回牡牛座でコンジャンクションしたのは1941年と、83年ぶりのこと。(天王星は公転周期が長いので、牡牛座での木星・天王星のコンジャンクション体験は、ほとんどの方にとって、人生に一度の希少な機会となります)

1941年と言えば、太平洋戦争が始まった年でもあります。当時のチャートでは、戦いの星・火星が権利を主張するジュノーとオポジション、木星・天王星の合とで激しく緊張感のあるTスクエアを形成、牡牛座の象徴する大地を血で塗り染めました。




今回の木星・天王星のコンジャンクションは...




火星は慈愛や救済を象徴する魚座で、支配星である海王星とコンジャンクション、木星・天王星とは協調的なセクスタイルを形成。
ただし、東京図でのチャートルーラー太陽はMCに座し、冥王星とはスクエア、月は9ハウス海王星とオポジションで、激動の時代の始まりであることは間違いないと言えますね。
変化の波は避けようがありませんが、自分は自分として、より良く変化していくこと。
9ハウス、牡羊座の金星、キロン、水星、ドラゴンヘッドの重なりが、私たちの燃える&萌えるスピリットを新しい地平へと高めてくれます。


私たちが、自分のいる場所で感じられる日常の喜びを慈しみながら、希望あふれる未来を思い描き、この地上に分け隔てのない平和を願っていくことが大切でしょう。

生き抜いて
楽しんで
愛し愛され
尊重し
笑い合い
ハイオクターブに魂を共鳴させていきましょう。

すべては、私たちひとりひとりのうちなる平和から。





牡牛座21度付近に太陽、月、アングル、特別な感受点などをお持ちの方は、ここから人生の新しい章が始まります。豊かな独創性とリベラルなエネルギーですから、文字通り、新しい自分にグレードアップしていけるでしょう。その他不動宮(獅子座・蠍座・水瓶座)の21度付近に個人天体をお持ちの方なども、大きな脱皮のチャンス到来です。

大切な感受点とコンタクトを取らない方も、ご自分のチャートの牡牛座21度のエリアが新しく活性化され、耕されていきます。そのハウスの象意にまつわることで変化が起こっていくでしょう。


天のエネルギーの影響は、天体イベントのその日に象徴的な出来事が起こるということもありますが、ほとんどは、エネルギーの干渉として、その前後にも現象化し、あなたの波動を変えています。
大きな星回りですので、もうすでに木星・天王星の影響が始まっている方も多くいらっしゃいますし、なにより14年サイクルの始まりです。

みなさんの新しい14年を応援しています!