今年もこの季節がやってきた。 | ~異薔薇色の世界~

今年もこの季節がやってきた。

全日本ブラインドダンス選手権大会!!

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視覚障害者の社交ダンスの大会で、男女部門に母が出場しました。

今年も当然のごとく母のペアは優勝しました。


何故「当然」なのかと言いますと、ワルツ・タンゴに至っては、母のペアしか出場しなかったから。

1組中1位!!優勝!!!おめでとうwww


なんてつまらない大会なんだ。( ̄□ ̄;)


ちなみに、ルンバとチャチャチャは4組出場しましたが、母ペアが優勝しました。

が、他の3組は盲人学校のサークルの子たちなので、そもそもが違う感じでした。

なんて言うか・・・ダンスしてる感じがない。

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ラテンの表彰式


準優勝の男の子は、以前別の女の子とペアを組んでルンバで優勝していましたが、「もう、卒業なんでこれが最後なんですよー。」って言っていた。

因みに、母ペアの男性も「今年で引退する。」と言っている。


来年は、どうなるんだろうね??(@ ̄Д ̄@;)



そもそも、盲人同士でダンスできる人は少ない。

一時期は、メディアに注目されていたから、協賛も多かったし、会場もビックサイトを使ったりもしてた。

助成金が出たので、地方から全国大会に出場する人も多々いた。


だけど、メディアの注目度が下がると、後援企業がなくなり、助成金は出せなくなり・・・

今では、横浜市の体育館を借りている。

助成金が出ないから、地方参戦者の負担が大きくなり全国大会の出場辞退続出。

全国大会なのに、出場メンバーが関東大会と大して変わらない。

協賛もないから、優勝しても副賞も何もないし・・・


さ び れ て る !!


だけどね、社交ダンスをする盲人は増えてきているんだよ。

社交ダンスブーム世代の盲人が増えているの。

視覚障害って病気+老化でなる人が多いからさ☆


だから、男女部門(男女共盲人)で踊れる人は本当に少ないけど、男性部門、女性部門は着々と出場者が増えつつある。

女性部門は出場者も多く、レベルも高いので面白い。

今年は、入賞者が常連だけではなかったし、順位の入れ替えが激しかったので、結構おもしろかった☆


でも、こんなさびれようじゃぁ、大会はいつまで開くことができるのだろうか?

こんな時、本当に「世の中って金なんだな。」って思う。


主催してくれる日本ダンス議会の先生方もボランティアではあるけれど、ある意味ビジネスだし。

「やらない善より、やる偽善。」って私は思うから、理由はどうあれ行動してくれることは本当にありがたいことだと思うんだけどさぁ。


24時間テレビとかさ、「あんなに持ち上げといてコレかよ。」って思っちゃうよ。

本当は、何かを少しでもしていただけるだけで、ありがたいことだとはわかってはいるのだけど。。。









・ ・ ・ なんか、私、ひねくれてるなぁ。(*´Д`)=з