my experience " The Terminal" | TOTONOI ととのい

TOTONOI ととのい

こんまり®流片づけコンサルタント
Official KonMari®︎Method Consultant

皆さん再びご無沙汰しております。こんまり 流片付けコンサルタントのhitomiです。

今回は人生の中で忘れられない体験をしたことを綴ります。

 

Instagramのストリーズでも少しだけお伝えしたのですが、日本帰国の際に私と娘はドバイの空港から日本行きの飛行機に乗せてもらえませんでした。



 

スイス出国時、Covidの影響で特別必要な色々な書類を事前に揃えて、PCRテストも受けて、日本入国用PCRテスト結果を書き換えた書類もバッチリ準備をし、緊張の面持ちでスイス・チューリヒを無事出国。ドバイで3時間ほど乗り継ぎまでの時間を過ごし、日本行きの便が出るゲートへ行きました。ゲートでも早速日本行きに必要なCOVIDの影響による渡航に必要な書類をスタッフが一人一人の旅客と確認をしていました。

 

そして私たちの書類を確認していたスタッフがちょっとグレーな顔をしたのです。”お嬢様は日本のパスポートはお持ちですか?” ”持っていませんが関西空港に2度確認したところこの書類があれば私の子であることが確認できるので入国可能と聞いたのでこれを持っています”と、堂々と戸籍謄本を提出。”ちょっと待ってくださいね”と地上スタッフ。

 

スタッフが色々調べたり電話でやりとりしていたので私も不安になりつつ、でも関西空港に2度確認を取ったのだから乗れないなんてことは絶対にないだろう腹を括っていました。そして時間が経つこと20−30分ほどでなんと!

 

”君たちはこの飛行機に乗れない”宣言をされたのですゲッソリゲッソリゲッソリゲッソリ

 

この時土曜日3:00am。私と娘は一睡もしていなくてすでに疲れていたところに、飛行機に乗れない宣言をされて、血の気がひきました。どうして?これで日本に入国が可能だって関西空港の人が言っていたのに?!この航空会社の言い分は日本に正式に問い合わせて返事が来ないと乗せられない。返事に数時間かかるから乗せられないと。。

 

そこから更に更にとんでもない事を宣告されました。

 

次の関空行きの飛行機は火曜日です。

 

笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣きしょ笑い泣き

 

そこからはもう胃が痛くなって直立できない精神状態に。。。

 

スタッフの方が落ち着いて慰めてくださいましたが、もうどん底にあった私と娘はゲートで泣きました。そしてこれからどうするか話すためにConnectionカウンターへ。そこで色々なチョイスを提案されましたが、火曜日の便までドバイで待つことにしました。しかもドバイには入国せず、空港の外には一歩も出ないで。なぜなら一歩でも入国しちゃったら、日本に着いた時に6日間のホテル強制隔離対象になってしまうから。。

 

というわけで私たちはトランジットエリア内にあるホテルをとり、3日間そこで過ごすことになったのです。ホテルはすぐこの上にあるからチェックインしてきたらいいよと言われて行ったら、ここから15分ほど歩いたエリアにしか部屋がないと言われ、私と娘はくたくたになりながら部屋についたのが朝の05:00。

 

普段歩くのが嫌いな娘が、この時は一つも文句を言わずに付いてきてくれたのです。しかも落ち込んでいる私を励ましてくれました。日本には行けるからいーやんって。あんなに1日でも早く日本に行きたいって毎日楽しみにしていた娘も不安だったはずなのに、私は母親としてしっかりしなきゃいけないと思いました。

 

朝が明けて、再びこれからの話をするためにConnctionカウンターへ向かうと、なんとあと1人あの飛行機に乗れなかった日本人の方がいたのです。この方は別件で乗れなかったのですが、それもCovidにまつわる特別な書類に必ず記載されていないといけない項目が(本人のミスではない所で)一つ抜けていたため搭乗できなかった上に、英語が話せないとのことでご本人もスタッフも困っていました。

 

スタッフに通訳をしてほしいと言われ、火曜日まで関空行きを待つメンバーとして3人で必要な手続きやら諸々に関しては共に行うことになりました。

 

その方は私がいたことで本当人助かったと感謝されており、私は私で誰かの助けになることができていると思うと、少し気が紛れたのです。最初の1日は本当に落ち込みました。結局日本からの返事が来て、私が持っている書類で入国可能ということで火曜の便で正式に帰国できることが決まったのです。が!気はまだまだ抜けない!スイスで行ったPCRテストが(出発72時間前までに行うことになっている)無効になるのでドバイでも再びテストをすることに。

 

結果陰性証明が出てたのですが、書式は日本はこれでもOKよと言われて、日本が指定しているものには書いてもらえず、またまた不安。。。日本の厚生労働省検疫科の方に電話をしてしつこくしつこく内容を確認し、私たちがもらった証明でも大丈夫だという事が分かり、また一つホッ。ショボーン

 

次の便を待っている間、元々月曜日に予定していた沖縄のこんまり流片付けコンサルタントのミホさんとの話し方無料セッションをドバイから受けさせてもらいました。ミホさんと少しお話をして話し方のアドバイスをもらう事は特別なものになりました。学びが沢山あったのはもちろんの事、ミホさんの温かいオーラに30分触れられる時間はあの時の私には癒しそのものでした。

 

そして出発の火曜日が来ました。

デジャブ。。。夜中3時の便。

ゲートに向かう時、ちょっとまた胃が痛みました。

トラウマ。。。

 

そして私たちのゲート通過の時が来て、書類を全部確認してもらいゲートを通過できた時のあの喜び!!!!ゲートを通過するのなんて今まで当たり前だった。嬉しいなんて思った事がないえーんもう1人の日本人の方とゲート通過を祝いました!

 

そして日本到着。そこからは6箇所での書類確認と再びCovidテスト。そして入国審査を終えて入国した時は嬉しかったー!!!!!本当に嬉しかった!

 

やっと日本についた!感慨深さと言ったらありませんでした。

 

そしてもう1人の日本人の方には何度もお礼を言われました。自分が1人だったらまだドバイにいたかもしれない、と。このご縁と経験は一生忘れませんと。

 

そして私は娘には何度も謝り、ありがとうを伝えました。強くて優しい娘に感動しました。

 

こんな時期に日本に帰ってくるから神様が怒ってるんだって正直思いました。ですが無事日本に帰り、実家での2週間の自宅隔離も家族との大切な時間を過ごせる貴重な時間として過ごしたいと思います。

 

はぁ、本当に疲れた。

 

スイス・チューリヒ在住

hitomi


余談

入国管理局の方にやんわり、日本のパスポートを作るというのは色々メリットがあると思いますよ、と。


はい。痛感いたしました。