最近、交流会や勉強会、お茶会に参加する機会が増えました。
そこで、ふと思うことがあります。
世の中には本当に熱心な人がたくさんいます。
新しい講座に参加して、
気になる人に会いに行って、
本を読んで、
セミナーを受けて。
行動力もあるし、向上心もある。
「すごいなぁ」と思うんです。
でも不思議なことに、
たくさん学んでいるのに、あまり変わっていないように見える人と、
それほど多くの場所に行っているわけではないのに、どんどん魅力的になっていく人がいるんですよね。
その違いは何なんだろう。
そんなことを考えていました。
交流会などに行くと、
「次の予定があるので失礼します」
と途中で帰る方を見かけることがあります。
もちろん忙しいことが悪いわけではありません。
でも私はそのたびに、
「もったいないなぁ」
と思ってしまうのです。
せっかく素敵な人に出会ったのに。
せっかく心が動く話を聞いたのに。
その余韻を味わう前に次の場所へ。
感じたことを整理する前に次の学びへ。
まるで食事を一口だけ食べて、
次のお店へ向かっているようにも見えるんです。
私自身、音楽業界やテレビ業界で長く仕事をしてきました。
振り返ると、本当にたくさんの才能ある方々に出会わせていただきました。
でも今思うんです。
私の人生を変えてくれたのは、
出会った人数じゃなかったな、と。
むしろ、
あの人はなぜあんなに人を惹きつけるんだろう。
なぜあの言葉が今でも忘れられないんだろう。
自分ならどう生かせるだろう。
そんなことを何日も何ヶ月も考え続けた時間の方が、
よほど私を成長させてくれた気がするんです。
最近は本当に便利な時代です。
学ぼうと思えばいくらでも学べるし、
会いたい人にも会いに行ける。
でもその反面、
「次の刺激」
を探し続けることが習慣になっている人も少なくないように感じます。
新しい講座。
新しいコミュニティ。
新しい先生。
新しい出会い。
もちろんそれらは素晴らしいものです。
でも、人生を変えるのは刺激そのものではない。
私はそう思っています。
出会いは種のようなものです。
種をたくさん集めても、
植えなければ花は咲きません。
水をあげなければ育ちません。
学びも同じ。
出会いも同じ。
家に帰ってから何を感じたのか。
自分の人生にどう生かせるのか。
それを考える時間があって初めて、
その出会いは自分の財産になるのだと思います。
もしかしたら、
学び続けているのに変われない人は、
学びが足りないのではなく、
味わう時間が足りないのかもしれません。
出会いが足りないのではなく、
今ある出会いを深く受け取る時間が足りないのかもしれません。
次の予定を入れる前に、
今日出会った人のことを思い出してみる。
次の講座を探す前に、
今までの学びを振り返ってみる。
そんな時間も、
実はとても豊かな時間なのだと思います。
人生を変えるのは、
学んだ量ではなく、
出会った人数でもなく、
その出会いをどれだけ自分の人生の中で育てたか。
私は最近、そんなことを考えています。
