7月に入り、ついに祇園祭がはじまりました。
祇園祭は、宵山や山鉾巡行だけじゃないんですよ~。
7月いっぱいかけて行われるのが祇園祭なんです。
細かい話がいっぱいあって、未だによくわからないんだけどね┐( ̄ヘ ̄)┌
わかる範囲でさっくり説明すると
むか~し昔。平安時代ごろ、京都で疫病がはやったんで、
鉾をたてて八坂神社から神様を平安京に迎え入れて、
悪いもんを取り除いて~!
と祈ったのが始まりのお祭です。
山鉾を立て街中を巡行して、厄病を集めて解体することで
厄病を流し去ろうとするのが、庶民のお祭りの山鉾巡行。
八坂神社から神様を乗せたお神輿が巡行して「御旅所」へ行くのが神幸祭。
戻るのが還幸祭で、これは八坂神社の疫病退散の神事。
この二つの行事の準備段階から片づけ後のご挨拶までが
お祭って事なんだと思います。たぶん…。
で、本日7月1日に行われたのは、
長刀鉾稚児お千度。
長刀鉾は唯一生稚児が乗り、二人の禿を従える鉾で、山鉾巡行当日は
鉾の先頭になり生稚児が神域の結界でもある注連縄を切るという重要な
役割を果たします。どういうこっちゃ?
そんな長刀鉾の稚児と禿、町内役員の方たちが、稚児に選ばれたことを報告、
またお祭の無事を祈願するために八坂神社へお参りに行くのが、このお千度。
八坂神社を詣で、本殿を右回りに三周して参拝します。
全部の写真がうっかりノスタルジックモードになっちゃってます。
前の二人が禿。真ん中子が稚児。
ぐるぐる回りま~す。
この日は地面を歩いてますが、13日に神の使いとしての「位」を受けたら、
このお稚児さん、強力(男の人)が肩に載せて移動するようになります。
お稚児さんデブだと大変そうね笑。
ま、そういう方は選ばれないのかもしれないわねぇ。
それ以前にお稚児さんをやるには、2000万円もかかるといわれてるし
まずは財力が必要でした。
今年はくずきりが有名な鍵善良房の社長の御長男が任命されたそうで。
そんなあたしの頭によぎったことと言えば、
「くずきりがめぐりめぐってこうなったのか・・・」
下世話ですみません笑。
お稚児さんは素敵なお着物をお召しです。
たぶん絽の京友禅。綺麗~。
お参り~。
一生懸命お辞儀する姿がかわいらし~。
これからの大役、頑張ってほしいものです。
息抜きに、稚児の傘を持つ方。