海外移住で一番頭を悩ませるのは、ビザの問題ではないでしょうか?

特に、子供がいる場合、
ちゃんとした状態で行かなくてはならないと思います。
(そうじゃなくてもちゃんとしていなきゃいけないですけど)

もともとカナダの永住権取得を目指していたので
永住権が取れるところを探していました。

結果的に、マレーシアも永住権が取れるわけではないのですが、
なかなかいけそうな国が見つかりませんでした。

ちなみに、なぜ永住権かというと、
カナダは大学まで学費がタダ、
医療費もタダだからです。
それによる問題点もあるようではありますが、
とにかく、大自然とちょっとした都会の調和が大好きなのです。
今でも行きたい・・・
いつか住みたい・・・

カナダ以外の永住権はよくわかりません笑。
が、子供達になんらかの不自由をさせたくない。
というのもあり、
あまり就労ビザという選択肢を
重要視していませんでした。

英語を使った仕事をしていた経験がないから。
っていうところも大きいんですけどね。

前置きが長くなりましたが、
そんなこんなで、
物件を購入したが故に
ビザを調べ始めたマレーシア。

マレーシアのビザ事情(2018年4月時点)なのですが・・・

マレーシアといえば、MM2H!早期リタイアメントビザとは?



マレーシアは日本人が移住したい国としてNo.1と言われています。

正直、全然ピンとこなかったです笑。
なので、興味もあまりありませんでした・・・

欧米系が好きだし。
あと、日本人いっぱいいるの嫌なんです。

だって、せっかく海外まで来ているのに、
日本人だらけだったら、日本でいいじゃん!ってなるので。

そんなこんなで、
そこがポイントではなかったのですが、
移住したいNo1らしく
様々な移住セミナーが日本にいて受けられる
というのは、
マレーシアのいいところかもしれません。

現状として、
カナダ、アメリカ、オーストラリア、イギリスなどの英語圏は
非常にハードルが高い。

ある特定の職歴が必要とか、
もちろん、英語力とか、
資産、資金とか・・・
自分だけならまだしも、
家族を連れて行くには心許なさすぎる英語力と職歴。
もちろんお金もありませ〜ん。

それに比べると
東南アジアは安い!

経済成長のために
政府もお金が欲しい!から
外から人を呼ぶ
という感じでしょうか。

結論から言うと、
我が家は

  1. MM2Hと言う早期リタイアメントビザ

  2. 学生ビザ
    子供がインターナショナルスクールに通うので、その際に必要なビザ

  3. 保護者ビザ=ガーディアンビザ
    学生ビザに付随するビザ


で滞在することにしました。

MM2Hとは?どんなものなの?



マレーシア移住のビザとして
筆頭とも言えるのが、
MM2Hという
早期リタイアメントビザ。

リタイアメントというくらいなので
年齢制限がありそうですが、

ありません!!

何歳からでも
一定の資産保有、収入が証明でき、
ある基準額を10年間政府に預ければ
取得できます。

その代わりに10年間住んでいいよ
というビザがもらえるというもの。

ビザをお金で買うわけですね。

10年後、預けたお金は戻って来ます。

50歳未満と50歳以上で
提示資産の額、政府に預けるお金の額が
違いました。

50歳未満の方が高く、
我が家は旦那様が50歳になるのを待ち、
低い方の基準で申請しました。

が、
なんと、
2018年6月から基準がドドンと引き上げられるそうなのです!!

予想される理由は2つ。
1、おそらく韓国系?の方、外国人が大量流入しているから
2、選挙のために選挙権を持つ人を増やしたい→外国籍の人を減らす

どうなるかというと、
年齢の制約がなくなり
預けるお金の金額が倍以上になる。

というのです。

ざっくりの日本円計算ですが、
50歳未満は900万円
50歳以上は500万円
預けることが必要でした。

これが、なんと、
1500万円以上に!!

なんとまぁ
思い切ったことしますよね。

ちなみに、我が家はまだ申請中。
もしかしたら、新基準が適応されてしまうかもしれないと
言われています。

まずい。
お金が・・・。

でも、MM2Hが取れれば、
少なくとも10年間は滞在できます


ちなみに、
配偶者として私も
扶養家族として子供達も
付随したビザが取れます。

たまたまパスポートの期限が切れそうだったので、
更新したてのピカピカの主人のパスポート。

MM2Hの10年間は
パスポートの有効期限の10年間
という意味らしいです。

ちょうどよかった!

MM2Hを申請してみた。気をつけることは?方法は?



MM2Hを申請することにした我が家。

MM2Hを申請する際に気をつけること



MM2Hでは就労できません!!

マレーシアで就労できるのは、就労ビザのみ。

ちなみに、
現在だと50歳以上は
週20時間(だったと思う)以内の就労ならOK的な記載はあります。

新基準になったら?ですが、
こちらで週20時間働いても・・・
と言う気にはなります。

これは、あくまで想像ですが、

マレーシア政府はお金が欲しい。
マレーシア人の労働確保を最大限に実現しようとしている。
外国人には働いて欲しくない。

と言うことだと思います。

そりゃそうだ。

以前は優遇措置として、
MM2Hを取得すると、
車が1台関税なしで持ち込める
と言うのがあったのですが、
今は廃止されています。

車の関税、めちゃめちゃ高いです。

なので、うちは、日本の車を処分し、
こちらで購入しました。

MM2Hを申請してみた



いざ、MM2Hを申請!
用意したものは、

  • パスポートコピー

  • 犯罪証明書

  • 資産が証明できるもの

  • 収入が証明できるもの

  • 納税証明書


です。

犯罪証明書は
警視庁に行くともらえるそうです。
2週間くらいかかります。

資産、収入の証明は、
銀行の口座のコピーを提出しました。

主人は、フリーランスでどこかの会社から収入があるわけではないので、
銀行口座で証明するしかないのです。

要は、お金ちゃんともってるよ〜
と言うことを証明する必要があるみたいです。

ビザを発行した後に、働かれては困りますからね。

ちょっと話は違いますが、
街の両替所などで高額両替するとき、
自分のお金だよと言うことを証明するために
銀行の取引の提示を求められることもあるそうです。

マネーロンダリングを防止するためらしいのですが、
ちゃんとしてますよね〜

日本もそうなのかな。

話を戻します。
必要書類自体はあまり多くありません

それに、申請書を書いて提出です。

MM2Hは自分で申請できるの?



結論から言うと、
MM2Hの申請は自分でしないほうがベター

セミナーやインターネットの情報によると、


  • 政府に指定された移民用の弁護士?的な機関を通す必要がある

  • 詐欺も多い



と言う情報があります。

後、代官山にあるマレーシア大使館では
何もしてくれない・・・
助けてくれないそうです。

なので、自分でやるのはちょっとハードルが高そう。

しかしながら、2年前に完全システム化されたそうです。

それまでは、いろんなコネが使えて、すぐに通してもらえたり
優遇してもらえたりしていたそうですが、
システム化されて以降、
今のところ、一切そう言うものがきかなくなったとのこと。

なので、逆に言うともしかしたら、
自力でもできるようになるのかもしれません。。。

我が家は、子供の学校のアテンドをしてくださった
日本人のエージェントさんに頼みました

そのエージェントも、
現地のビザ申請を専門に扱うエージェントに頼んでいるようでした。

書類を政府機関で英訳してもらう必要があるので、
それにちょっと時間がかかります。

と言うことがあったので、
やっぱり、頼んだほうが楽かもしれません・・・。

個人的に思う、日本人エージェントに頼むといいところは、
責任の所在がはっきりしていること。

日本は、本当に丁寧な国だと思います。

"何かあった時の対応"
がしっかりしている中で生きてきたので、
現地のエージェントさんにそれを求められるだけの
語学力、交渉力が・・・ない。

不安をお金で解消ですね。

ビザはかなり大きい問題なので、
ここはお金をかけても良いところではないか
と個人的には思うのでした。

現在、かなりビザが出にくい状況とのことで、
仮承認までにも4〜6ヶ月かかるそうです。

ドキドキします・・・

それまでは、観光ビザでの滞在。

マレーシアの観光ビザでの滞在は、90日間です。

一度国を出ることが必要だそうなので、
そのうちシンガポールに行ってきます。

学生ビザってなに?絶対に取得しなければいけないの?



インターナショナルスクールに通うと、
学生ビザ
が付いてきます。

就労ビザがある家庭はいらないとかあるかもしれないけど、
正直わかりません!ごめんなさい。

我が家は、Wスタンバイの意味もあり、もちろん申請。

学生ビザですら、現在4ヶ月くらいかかるとのこと。

子供達も観光ビザでの滞在です。

学校通ってるのにな〜

不思議な気分。

90日忘れないようにしないと。

そして、その間は銀行口座を持つことができません!!
これ、ちょー不便。

いろんな支払いは全て現金です。

ATMで日本の口座から下ろすのですが、
最大おろせるのがRM2000とか1500とかです。

数十万円かかる学校の入学金を
コツコツATMでおろしました。

しかも、RM50札で出てくるので、量が半端ないw

学校は慣れっこのようで、
お札を数える機械が用意されていました。
ないときは、スタッフ総出で数えてたとか笑。

ガーディアンビザとは?



インターナショナルスクールに通う子供が取得できる学生ビザ
に伴い、保護者ビザが1名分申請できます

私で申請しました。

と言うか、
どうやら
ママしか申請できない
っぽい!

これ、全然知りませんでした。

ガーディアンビザは母親のみ

大丈夫な学校もあるのかもしれませんが、
旦那の生計で生きている
と言うのが基準となっており

それに伴い、
養ってもらってるよ〜
だから大丈夫だよ〜
働かなくても滞在できるよ〜
の保護者ビザってことですね。

ちなみに、ガーディアンビザを申請する際に、
保険の加入が義務づけられている
そうです。

と言うわけで、
保険どうしよう・・・
って悩んでいたけど、
エージェントさんに紹介していただけました!

色々あると思うけど、
調べてもわからないし、
日本人の信頼しているエージェントさんが
ご自身もその保険に入っているのであれば、
それでいいじゃん!

ってことで、
急遽保険に入ることに。

中華系マレー人のエージェントさんでしたが、
日本人が好きらしく、
と〜ってもいい人!

いい人の周りにはいい人しかいない。
類は友を呼ぶは世界共通だ!
と思ったのでした。

よくよく聞いたら、海外旅行保険でもいいよ
的なことが書いてあったので、
それでも保護者ビザは申請できるかも。

でも、長期滞在予定なので、
保険に入りました。

医療費はまたご紹介したいと思いますが、
下調べによると、
マレーシアは、
保険なしでも日本の保険適用の料金くらいとのこと。

ただ、子供たちは日本では無料なので、なんかな〜
って思ったりもしますが・・・。

致し方ないですね。

他にはマレーシアで取得できるビザはないの?



とにかく、マレーシアで働くには、就労ビザの一択。
それ以外だと、会社を設立するって言う方法もあります。

が、資金力が必要です。当たり前ですけど。

色々技はあるみたいですが、
通常ルートでいくと、1000万円〜3000万円くらい必要そうでした。

無理!!

日本でも法人化しておらず、あくまで個人事業主なので、
開業に関しては、今後の課題でもあります。

もう一つ、ラブアン法人
を設立してビザを取得する方法があります。
マレーシアにあるラブアン島に法人を設立すると言うもの。

このときのビザを就労ビザと呼ぶのですが、
就労ビザだけど、マレーシアで仕事はできません!!

あくまでも、マレーシア以外でお金は稼がなくてはならず、
就労ビザを取得することで、初めてマレーシアに滞在することができます

ちょっと、ひっかけ問題みたいになっています。

法人を設立するので、
毎年の秘書代や会計士代などがかかります。
どちらもマレーシア人じゃないとダメだったりします。

その代わり、ビザは2年更新ですが、
法人自体の業績が良かろうが悪かろうが、
ビザは取得できるとのこと。

最初はこちらで検討していました。
しかし、なんとなく、ロングスパンで考えると
継続的に費用を払い続けるよりも
とりあえずMM2Hで移住してから考えよう
(もしかしたら、マレーシア法人にしたほうが良いかも)
と言うことに。

まとめ



結論としては、
就職先がなくても=就労ビザがなくても
移住はできる!

と言うことでした。

特に我が家は子供という存在がいるので、
とりあえず滞在はできます。

早くビザ来ないかな〜

でも、ビザ持っててもイミグレで止められるっていう話、
ききましたけど・・・。