今朝、通勤途中で、偶然、虹の根元を見つけました。
なんと、私の数メートル先に、虹の始まりがハッキリと見えたのです。
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昔、まだ私が幼い頃、「花の子ルンルン」というアニメがありました。
細かい内容は忘れてしまいましたが、主人公の少女ルンルンが「七色の花」を探して旅をするというようなストーリーだった気がします。
そのアニメの中で、いつもルンルンが虹の上を歩いているシーンがありました。
私はルンルンが羨ましくて、いつか私も虹の上を歩いてみたい、あわよくば、虹をひとつかみ持って帰ってきて、家宝にしたい、そう思っていました。
けれど、私が見かける虹は、いつも空高くにかかっていて、小さな私には届きそうになく、幼い私は、虹の根元を見つけて、そこから虹によじ登るしかないと考えました。
それで、雨上がりはいつも虹の根元を探して歩いていました。
結局、虹の根元を見つけることはできないまま、大人になって、虹のことはすっかり忘れてしまいました。
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今朝、虹の根元を見つけた時、久々に、あの頃のワクワクが蘇りました。
見つけた虹は美しい光でできていて、登ることも、ちぎって持ち帰ることもできませんでしたが、40年越しに夢が叶って、とても幸せな気持ちになりました。