■鬼と役行者の関係性■


★大峯の五鬼は、前鬼と後鬼の二種族。

後鬼は葛城山にいたのが、この地に来た鬼。

役行者は葛城山、金峰山を往来した。


★下野古峯原の石原さんは、役行者に仕えた妙童鬼の子孫で、前鬼、後鬼の像を安直している。


★北吉野山の神童寺の本尊は、

役行者作の蔵王権現。

その境内には岩に腰掛けた役行者町の像を安直し、その前には前鬼、後鬼の像がある。


★原山の金胎寺は、修験道の霊場。

本尊は、愛染明王。

開山堂には役行者の像を安直し、

そばには前鬼、後鬼がある。


★鬼の子孫は分家して、他国に移住している。

山に達者で、山伏の助手に適した前鬼は縁につきしたがい諸方に移住。

備前児島の五坊の山伏は、大和の五鬼と出自を同じくする。