■日本人を含むアジア人は

南方アジア人と北方アジア人に分けられる。


★南方アジア人

寒冷適応起こさなかった、起こす必要がなかった、より古い形体を保つ。


★北方アジア人

寒冷気候に適応して進化した。

体温保持のため体の体積大(胴長)、

皮膚面積小(短い手足)

顔面の凹凸少

目を凍らせないよう厚い一重瞼


■形質人類学からみれば

日本人の基層は南方アジア人だ。

だが、、

縄文人と弥生人の骨から抽出したミトコンドリアDNAを分析した研究によれば、現在の日本人、沖縄住民、アイヌ、朝鮮半島住民、モンゴル人と近縁である。

東南アジア人や南太平洋の人々とはあまり関係がなかった。


■寒冷適応をとげた北方アジア人の特徴が日本列島の人骨に現れてくるのは、弥生時代から古墳時代である。

この時期、朝鮮半島から相当数の人々が日本列島へ渡来し、稲作をはじめ多くの技術や文化をもたらし、九州北部や山口県西部に移住し、在地の縄文人と混血を重ねながら全国へ広がった。


現代日本人の遺伝子の分析によれば、日本人はアイヌ、沖縄の人々と

それ以外の人々という2グループに分けられる。日本列島の北と南の人々が中間の本土の日本人をはさんで互いに類似するということは、北と南の端で縄文人の特徴が保持されてきたのだ。


■日本人の起源と深く関わる日本語の起源

古代日本語は文法と音韻から

トルコ→中央アジア→中国東北→朝鮮の言語の総称としてのアルタイ語と関係が深い。

アルタイ言語連合は、諸言語が共通祖先(祖語)をもち、アルタイ語族をなす。


チベット.ビルマ語と同じ起源を持つという説もある。


複数の言語を基本として形成された混合語ととらえるもよし。