前回からの続きです
乳房再建手術日が迫っていたため、大学病院自体はお久しぶりではありませんでしたが、乳腺外科の受診は久しぶりでした。
久しぶりにお目にかかった主治医の先生に生体検査の結果のデータを見ていただいたところ、『こんなに小さいのよく見つかったね〜』とおっしゃいました。
そして、触診。
『ここだよ?このサイズだし、自分じゃわかんないよね。』
とおっしゃいました。
話の最後には(内容を忘れる記憶力のなさ……)『ごめんね。』ともおっしゃられて恐縮しました。
そうか、1cm以下とは聞いていたけど、そんなに小さいのかな。
でも、気持ちが重いのは、再発転移であるということです。
「再発転移ってことですよね……」という私に、主治医の見解では『まぁそう言ってしまえばそうなんだけど、元々機械に映らないくらいのがいて、それが姿を表したと考えられるかな』とのことでした。
『すぐに命に関わるようなことではないからね』とおっしゃいました。
続けて『他に転移がなければ、手術で取っちゃって、んー……、タモキシフェンを飲みきったら、お薬変えようかな?とにかく薬での治療になります。今まで通りの生活ができますよ』とのことでした。
他に転移があったら、手術はせず分子標的薬?で治療するとのことです。
どちらにせよ、『治療中も今まで通りの生活を送れるから、大丈夫ですよ』と言われました。
乳腺外科の後は、形成外科へ。
そして、今までの経緯をお話をしました。
形成外科の先生は既に電子カルテをご覧になっていて全ておわかりかとは思ったのですが、自分の口から「再建手術は延期したほうがいいと言われました」とお伝えしました。
先生の大切なお時間をいただいて、私の手術のスケジュールを入れてくださってたのに、延期になってしまって申し訳ない気持ちでした。
準備とかもなさっていたはず。
ごめんなさいと謝る私に、
謝ることなんか全然ないよ。
再建はいつでもできるからね。
今は再発のほうを優先してね。
など、たくさんの優しいお言葉をいただきました優しさが心にしみる〜
今は、検査のために大学病院に週に1回くらいの感覚で通う日々です。
あー、これ去年やったやった、思い出した!とか思いながら、検査を受けてます。
PET-CTを撮ったら、肝臓にもちょっと光るものがあるとのことで、他の検査も受けています。
さすがに肝臓のことを言われたときは、(あーもう、この身体が嫌になる〜!)って、気持ちが沈みました。
でも身体は取り替えられないですしねー。
(再発かぁ……ステージ何なんだろう。聞いたけどまだ検査中だし濁されたしなー)
(胸はずっとしびれたままで治らないらしいし)
(早く再建手術してればMRIも撮れたのかなー)
手術を8月にしてって言ったの私〜!
とか、ネガティブモードに突入してしまうことがあります。
でも自覚症状がないので、基本的には呑気に過ごしています。
今はちょうど夏休み。
病院から家に帰れば、大切な私の子どもたちが待っています。
家に誰がが待っていて、笑顔で迎えてくれて、話し相手になってくれる。
そのことに救われています。
頑張るしかないですね
「頑張ります」と、大学病院の乳腺外科の主治医に言ったら、「頑張らなくていいですよ。僕が頑張りますからね」と言ってくださいました。
そうだ、私には何もできることはないのだった
ただ、他の科の先生に痩せろと言われたので、ダイエットはしなくちゃ……
まだ検査が全て終わったわけではないのですが、どんな結果が出ようとも主治医の先生を信じて、治療を頑張ります。
Adoちゃんの曲が、今の私を奮い立たせてくれます。
(抜粋ですが)
怖くはない
不安はない
大丈夫よ
私は最強!
いつも長々とした文をお読みいただき、ありがとうございます。