小春日和
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Small Space

何かが動き出した

目の前にいた
あなたの腕を引いた


あなたと私

2人だけ


静まりかえった小さな空間
鍵を閉める音だけが響く



密室の罠


もう逃げられない
逃がさない


驚いた顔をして座ってるあなたに甘い口づけ

もう止まらない


小さな空間に
脳を麻痺させる魅惑の音



どれくらい時間がたったのだろう


息をした瞬間
腕を捕まれ
あなたとの距離があいた


乱れすぎた髪を急いで直し大きく深呼吸をして

あなたは

扉の向こう



また小さな空間に
静寂が訪れた

呪文

どうして?



散々気があるフリして


こっちが好きになれば

あとは

さようなら?


馬鹿にしすぎだろ。


女も女…

私も馬鹿だったね…

あの子も?


あの人の胸に抱きついて撮った写真

何喜んじゃってんの?

破り捨ててやりたい



まんまと引っ掛かった

あなたの罠

この足枷が外れないのなら

あなたをずっと愛してあげる

この唇に呪文をかけて

そんなに驚いた顔しなくても…

あなたがこうさせたのよ

冷たくなった体は

私が温めてあげる

息をしなくなっても

ずっと…

そばにいるよ。

素直な気持ち

おめでとう。


結婚おめでとう。


幸せになってね。



なんて…

素直に言えるわけないじゃん。


だって、あなたは私の恋人だったから。

意味がわからないよ。
なんでこうなっちゃったんだろ?

私が駄目な女だったからかな?

私の知らない彼女ともう1つの命。

あなたはどんな笑顔を見せて、どんな言葉をかけるの?

あなたを失ってしまった。

だけどね…

涙は出ないし
辛さもそんなに感じない。

最初はあなたの目の前に立ってばかりだったけど

今は
あなたの背中を見送れる。


直接見て話はできないけど

今なら素直に言える


今までありがとう。
そして、おめでとう。